玉置浩二 シンフォニックコンサート 2023 "Navigatoria” @東京ガーデンシアターへ。このツアーは2回目。今回も3月の東京芸術劇場と同じに指揮は大友直人、オケは東京フィルハーモニー交響楽団。8000人が入った劇場が静寂に包まれて、彼の歌を待つ。第一声から美しい。前回にもまして、声の伸びもハリも絶好調。この人の歌声は本当に唯一無二だと思う。何度もマイクを置いて歌う部分があったけど、4階のバルコニー席にも届いている...
「碇潜」と書いて 「いかりかづき」と読むそうだ。かずき(潜き)って私のPCでは変換できないのだけれど、広辞苑には載っていた。「水中にもぐること。または、その人。」だそうだ。「淡海(おうみ)の海に潜せな」と古事記の例も。「碇潜」は、「壇ノ浦の戦い」で海に沈んだ平家の武将のお話。祖母・二位尼(にいのあま)にいざなわれて、三種の神器とともに入水した幼い安徳天皇と運命を共にした総大将・平知盛の修羅の苦しみ描...
ご近所から野ぶきをいただいたので、ちょっと頑張ってみた。お出汁たっぷりで煮てみた。ちょっとあく抜きしすぎたかな? もう少し、苦みがあってもよかったかも。でもおいしかった。葉っぱはフキみそ風に。自分で言うのもなんですが、激うまでした。 ...
先日、新聞を見ていたら、昨日の将棋名人戦の記事に「定跡」という文字を発見。「定石」じゃなく? と思いつつも、「定石」はもともと囲碁からきている言葉なので、将棋の世界では「定跡」とするのかもしれないと、調べてみた。広辞苑の第6版では、「定石」を①囲碁で、長年の研究によって、部分的に双方ともに最善とされる、きまった形の打ち方。〈運歩色葉集〉。「―通りに打つ」②転じて、物事を処理する時のきまった仕方。「捜査...
自分の着物コーディネートを振り返る。●火曜日 「味方玄の能楽ちょっといい話」へのスタイル。寺島利男の小紋と尾峨佐染繍の汕頭刺繍の名古屋帯5月も中旬になればもう単衣だろと思っていたら、今週は意外に涼しかったのでまだ袷を着ている。帯締めは道明の唐組、帯揚げ縹とグレーのちりめん帯揚げを赤系に知ればよかったかな~。帯のお太鼓がよれよれ。何で? そう見えるだけかしら?●金曜日 着付け教室@青山きもの学院月に1...
伝統文化交流協会が主催する「味方玄の能楽ちょっといい話」という会が時々ある。今回は「杜若」。季節的に選ばれたということもあるけれど、7月に味方さんが主催するテアトル・ノウでご自身が舞われる曲の紹介という意味もあるのだろ。テアトル・ノウのチケットをすでに先行予約している私としては、公演前にぜひお話を伺いたい。ということで会場の清澄庭園まで出かけた。『杜若』は『伊勢物語』第九段の歌を題材にした曲だ。 ...
もう祝ってやることもないとは思いつつ娘の誕生日にあわのワインを開けて乾杯。シャトー・メルシャン 岩出マスカット・ベリーA トラディショナル・メソッド 2020赤ワインのスパークリングだ。シャトー・メルシャン初の試みとのこと。イチゴの甘い香りと炭酸のさわやかさ、そして、タンニンを感じるよりもしょっぱさがくる。以前、同じヴィンヤードでとれた甲州きいろ香を飲んだ時にも感じたしょっぱさだ。岩出の土地の特徴なのかし...
「インク成分が凝集する」ってどういうことだろう?ある成分の分子が集まって塊になることなのか、成分が構成する粒子が集まって塊になることなのか、単にインクが固まることなのか、「凝集」の定義と特定の文章の中で意味していることが一致しない場合が多いようにも感じている。書いてある内容から判断するに、インクの水分が蒸発して固まることを言っていると思うのだけれど、どういう訳語が適切なのかしら、ともう何年も、この...
アイーダの鑑賞は、きものsalon というきもの雑誌が主催するサロン・ド・オペラの会に参加してのことだった。きものを着てオペラを観てから、その余韻とともにディナーを楽しむという会で、年に1度(もしかした2回?)開催されるイベントだ。何度か参加させていただきている。人気の高いイベントなので抽選があったりする。今回は先着順だったおかげで参加できた。一人でオペラを観るときは、2階か3階の真ん中のブロックのシート(...
新国立劇場の25周年記念公演『アイーダ』の千穐楽に行ってきた。演出はフランコ・ゼッフィレッリ。この『アイーダ」 は新国立劇場の記念公演としての定期的に上演されている。前回は2018年4月に20周年記念公演は私も観た。前回の公演についてはここで少しだけ書いた。華やかな衣装、装飾を凝らした舞台は前回と同じなのだけれ、総勢300人を超える出演者が舞台の上に集まっている光景は、コロナ禍では無理だったのではないかと思う...