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錦秋十月大歌舞伎へ

日本舞踊を一緒にお稽古しているお友達からご招待券をいただいたので、歌舞伎座で標記の公演を鑑賞してきた。

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演目は『双蝶々曲輪日記 角力場』と『水戸黄門 讃岐漫遊篇』
どちらもよく知られている、わかりやすく楽しいお話。でも、ガラガラ。平日の夜の部って、いつもあんなものなのかしら?

因みに、濡髪長五郎は獅童さん、放駒は巳之助さん、吾妻は種之介さん、黄門様は彌十郎さんだった。

いただいたチケットは1階2列42番、上手側の端っこの方。役者さんの表情や後見さんの動きがよく見られて、案外楽しい席かも。最近は、踊りを観るのも楽しいし、勉強になる。

今回初めて、お弁当を予約してみた。ネット予約で2100円。ちょっとした贅沢気分ではある。

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ついでに、着物の後姿を。
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theme : 着物
genre : ファッション・ブランド

tag : 尾峨佐染繍

ようやく夏の着物をお洗濯

ようやく、というか突然に秋がやってきたので、夏物を洗濯。

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木綿の浴衣と、シルック(ポリエステル)とたぶん麻のきもの。私は、着物用の洗濯ネットは使わない主義。あれに入れると水が布に十分に浸透しない。大概は手洗いするのだけれど、3枚もたまっちゃったので、洗濯機のドライモードでやってみた。ただし、脱水は慎重に。

少し前に、Instagramで知った干し方が秀逸だ。袖を伸ばすのではなく、内側に畳むようにして干す。着物ハンガーの長さ不足で生じる袖の折れ曲がりがないうえに、省スペースで沢山干せる。

教えてくださった方に感謝。

 

theme : 着物
genre : ファッション・ブランド

9月のきものコーディネートまとめ

真夏から一気に晩秋になってしまったようなここ数日の気温。
暑かった9月のコーデをまとめました。

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左上から右へ順に
① 青山華の会にて「ふるあめりかに袖はぬらさじ」@新橋演舞場鑑賞
きものは 7代目永治屋清左衛門
帯は、手すき和紙を織り込んだ博多織

② 着付け教室@新宿
きものは 米沢白根澤織物さんのうさぎ柄の捩り織
帯は①と同じ

③ 調布日本舞踊連盟主催の着物あれこれ講習会@調布たづくり
きものは 小糸染芸さんの紋紗
帯は小菊の刺繍の名古屋

④ 踊りのお稽古@調布たづくり
着物は、夏大島
帯は、菱屋善兵衛さんの半幅

⑤ 着付け教室@新宿
きものは、寺島利男の夏の小紋
帯は、琉球紅型、やふそ紅型工房 「貝にすすき」の名古屋

⑥ 踊りのお稽古@調布たづくり
きものは、有松絞りの浴衣
帯はすくい織八寸

⑦ ミュージカル「生きる」鑑賞@新国立劇場
きものは、スコープココ
帯は、貴久樹の「リヨンの花飾り」というなの手紬八寸

⑧ 出稼ぎお仕事@半蔵門
きものは、西陣宮田織物さんの単衣
帯は、南風原花織の名古屋

「生きる」は、黒澤明の映画「生きる」のミュージカル版。鹿賀丈史と市村正親のダブルキャストで私が観たのは鹿賀さんの回。1950年代のお話だけれど、今見ても共感できるし、却って力をもらえた、というようなことを書きたかったのだけれど、なんだか余裕がないまま書く機会を失ってしまっていた。

 

苧麻とラミー

一般的な理解と特定に分野で使われている言葉では定義が異なることがある。

例えば、ラミー。英語で ramie。
一般的な織物の世界でラミーと言えば苧麻のことなのだが、和装の世界ではラミーは、手紡ぎではない紡績した苧麻の糸のことを指す。

苧麻は、繊維を細かく裂いて、縒って長くつなぐ「積む」という作業が必要で、現在は多くの場合、紡績機を使って、一度砕いた麻の繊維を固めて糸にする「紡績」という方法で糸が作られる。「紡績」って言葉自体も、短い繊維を糸にすること全体を指すのだけれど、和装の世界では機械で紡ぐことを「紡績」というらしい。

多分、同じ苧麻の糸でも、手間がかかりケバや節の無い軟らかい風合いの手紡ぎと区別するためにカタカナでラミーと言っているのだろう。和装の世界は、手間暇かけたものが好きだし、ありがたがられて高く売れる。

因みに、夏のあこがれ、上布はみんな苧麻で織ったもの。麻織物ではなく苧麻織物である。私としては、手紡ぎの高価な上布より、汗をかいたらじゃんじゃん洗える「ラミー」でいいのだけれど。丈夫な苧麻の織物といっても、数十万円から100万円以上もするような着物をじゃんじゃん洗うなんてできないもの。

なんて、季節外れの話題をしたのは、今、扱っている案件に「麻」が出てきて、ついつい詳しく調べてしまったから。ついでに後々のために記録しておく。

 

紗織と平織

先日、所属している踊りのグループが着物のあれこれについての講習会を開催した。講師は踊りの大先生。先生の経験を通して知ったリ身に着けたりした着物のあれこれを話してくださったのだけれど、先生は踊りの師匠ではあるけれど着物の専門家ではないので、いろいろはてな?なことが多かった。

一番は、織の着物はみんな紬だと思っていらしたこと。紬は織の着物だけれど逆は成り立たない。お召しを紬とおっしゃたのにはびっくりした。世間の知識っていうのは、思い込みや間違いも多くある、だから、人から聞いたことをそのまま鵜呑みにしてはいけないとつくづく思った次第。

もう一つは、夏の薄物はみんな紗だと思っていらしたこと。

でも、サイエンスではない世界では、いろいろと恣意的な定義というのがたくさんあるらしいこともわかった。

前出の先生が夏の琉球絣を紗だとおっしゃっていたので、絣を紗で織るってできるのかしら? と疑問に思い調べてみたら、夏の透ける紬のことを「夏紬=紗紬」というらしい。組織ではなく、見た目の透け感で「紗」ということがあるのだとわかった。

絣は、基本的に文様になるように経糸と緯糸を部分的に防染して平組織で織ったものなのだけれど、たぶん、「紗」紬ということで少し高級感を出したいという商売上の都合だったのかもしれない。まあ、今では琉球絣というだけで十分に高級だけれど。

因みに、紗は難しい織とされていて、その組織は平織とは全く異なる。

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経糸2本(綟り経と地経)が一組になって、綟り経1本が緯糸1本ごとに地経1本と右や左に交錯している。図にするとこんな感じ↓
紗組織

下の画像は平織
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これは、紗布コートと称する夏用雨コートの生地を拡大したもの。「紗」といっているけれど平織。いわゆる夏物の薄い生地を「紗」と称しているのだろう商品だ。

着物の世界は定義も品質もいろいろあって、いい意味でも悪い意味でも奥が深いと思うこのごろである。

 

theme : 着物
genre : ファッション・ブランド

大竹しのぶを観る

ずっとお世話になっている着付け教室主催のきものでおでかけする「青山華の会」の企画で、大竹しのぶ主演の『ふるあめりかに袖はぬらさじ』というお芝居を新橋演舞場で鑑賞した。大竹しのぶのお芝居はぜひ一度見てみたいと思ていたのでいい機会だった。

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原作は有吉佐和子が1970年に婦人公論に発表した『亀遊の死』。有吉自身が昭和の大女優杉村春子のために戯曲化した作品だそうだ。歌舞伎でも坂東玉三郎によって上演されているそうだ。

ストーリーはちょっと検索すればすぐ出てくるので、ここには書かないけれど、人の噂や昔語りは、その話を信じたい人の期待した通りに尾ひれがついて膨らんでいくとうことだな、と思った次第。事実ではないけれど、その話で癒される、元気になるなんてことあるもの。

大竹しのぶは、人が期待する物語を語るお園という芸者の役。事実ではないけれど嘘でもない巷の話によって、お園は古くからの友だちだった遊女が立派に死んだのだ誇らしさを感じたのかもしれない。そして、その話を語る自分も誇らしく思ったのかもしれない。大竹しのぶはそんなお園の気持ちをとてもよく表現していたように思う。

遊女亀遊が自害した理由が釈然としないので、有吉佐和子の戯曲本も読みたいと思ったけれど、文庫なのに中高本にプレミアついて高い!  図書館で予約だわ。


 

theme : 演劇
genre : 学問・文化・芸術

夏のコーデまとめ

この夏はうれしいことに、久しぶりに本業が忙しく、出かけることが少なかったので、着物を着る回数も激減だった。ブログもなかなか更新できずだったので、この夏のコーデとお出かけの記録をまとめておく。
<7月>
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左上から右へ順に

① 踊りのお稽古へ
きものは、よねざわ新田、帯は博多織

② 京都きもの友禅の着付け教室へ
きものは、夏大島に見えるかもしれないけれど龍郷柄の紋紗。中賀和 さん作
帯はクレマティスの絽塩瀨

③ 七夕の夜、浴衣で飲み会~ご近所のバーへ
浴衣は有松鳴海絞、半幅帯は赤いトンボちゃん柄の西陣

④ 味方玄さんのテアトルノウを宝生能楽堂で鑑賞
きものは永治屋清左衛門永井織物)のリーフ柄の紗・唐織
帯は尾峨佐染繍製ユリの刺繍の名古屋帯

⑤ 踊りのお稽古
きものは、しルック
帯は栗山吉三郎を珍しく銀座結びに、と言っても後姿は見えない。

⑥ 梅若会定式能@梅若能学院会館で、川口晃平さんの「三輪」を鑑賞
きものは、10年前に買った麻のリサイクルきもの。
帯も、リサイクルの麻の袋帯

⑦ 京都きもの友禅の着付け教室へ
忙しさのあまり、吊るしっぱなしにしてた麻のきもの
帯は 帯は、やふそ紅型工房の貝にススキの名古屋帯

⑧ 着物やさんの催事へ
きものは②と同じ
奄美大島+鹿児島大島+博多織のコラボの八寸博多帯

<8月>
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左上から右へ順に

① 青山きもの学院サマーパーティー@セルリアンタワー東急ホテルへ
きものは 尾峨佐染繍さんの絽の訪問着
帯は西陣まいづるさんの袋帯

② 京都きもの友禅着付け教室へ
きものは小糸染芸さんの紋紗
帯は、菱屋善兵衛さん一栞ブランドのひまわり柄の名古屋

③ 京都きもの友禅着付け教室へ
きものは7月の①とおなじ
帯は桔梗文様の麻名古屋

④ 踊りのお稽古へ
きものはシルック
帯は菱屋善兵衛さんの半幅帯

⑤ 着物屋さんの催事へ
きものは和田光正の付け下げ
帯は青山きもの山きもの学院オリジナル 西陣まいづるさん製名古屋

⑥ 悉皆さんへ娘の着物の仕立てを依頼に
きものは7月の②とおなじ
帯は7月の⑦とおなじ 

 


theme : 着物
genre : ファッション・ブランド

tag : 尾峨佐染繍永治屋清左衛門

6月のコディネートまとめ

7月ももうほぼ半分経ってしまったけれど、6月のコーデをまとめておく。

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左上から右へ順に
① きものの展示会へ
きものも帯も スコープココさん製
帯はお気に入り。大きなダリアが織り込んである。お太鼓も載せればよかったな。

② いつもお世話になっている悉皆さんへ
きものは、越後印伝の小紋
帯は、尾峨佐染繍さんのワヤンクリを刺繍した帯
お店にちょうど女優の一色采子さんがいらっしゃっていて、帯をとてもほめてくださった。

③ 青山華の会@ホテルグランドアーク半蔵門へ
この日の会は篠笛・能管奏者の望月輝美舗さんの演奏
きものは、與邦国花織
帯は、奄美大島紬+鹿児島大島紬+博多織 がコラボした八寸博多帯

④ 踊りのお稽古@調布
来年10月の観世能楽堂での舞台に向けて新たなスタートの日
久留米絣に半幅帯で

⑤ 着付け教室@新宿
この日のテーマは「浴衣の着付けと半幅帯」だったので、襟をつけて浴衣を着物風に
浴衣は有松鳴海絞、半幅帯は、米沢織

⑥ 踊りのお稽古@調布
きものは、絹糸が少し入っている紬風シルック。
帯は、菱屋善兵衛さんの半幅帯

⑦ ちょこっと日本橋あたりまで野暮用
きものは、米沢の白根澤織物さんのウサギちゃん柄の捩り織
帯は、やふそ紅型工房さんの琉球紅型名古屋帯

⑧ 着付け教室@新宿→某業界団体の総会@虎ノ門
きものは、夏大島
帯は③と同じ

⑨ 六本木ヒルズで元の職場の先輩とデート
きものも帯も、てらし~こと寺島利男
以上

 

theme : 着物
genre : ファッション・ブランド

tag : 尾峨佐染繍スコープココ寺島利男

夏の汗染み対策は難題

梅雨入りしてから暫く涼しい日が続いていた東京だが、ここ数日、暑い!

暑い日に着物を着るのは別に苦にならないのだけれど、汗が心配。汗がついたまま放っておくと、変色してシミになる。だから、下着には汗取り襦袢を愛用している。木綿の肌襦袢の内側に汗取り用のメッシュ布が重なっている。その分、少々厚みがある。しっかり汗を吸ってくれるし、着心地もいい。

愛用の汗取り襦袢はこちら。

でも、も少し薄手でしっかり汗を吸ってくれる肌襦袢はないのだろうか、といつも物色している。このブログでも何度か記事にしている。


最近、ふと、これは絶対無理そうと思い試していなかった東レのフィールドセンサーという機能性生地を使った肌襦袢のことを思い出した。

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「汗を素早く吸収し、蒸散させるので、常にサラッと、爽やか」という謳い文句。スポーツウェアーにはよく使われている。試してもいないのに、拒絶することはないと、6月に入ってから何度か着用している。

そして、東京33.8度だったという昨日、長襦袢の下にこの肌襦袢を着て、六本木ヒルズあたりをお日様の一番高い時間帯に歩いてきた。そして帰宅後、着物を脱ぐとこれ ↓

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背中に見事な汗がしっかり。フィールドセンサー、だめじゃん。

というわけで、今回も、汗取り襦袢より優れる商品は見つからずであった。

さて、着物についてしまった汗をどうするか。
私は、プロ用霧吹きで細かい霧を吹きかけて、タオルで拭き取る処置をする。一般的には霧吹きは御法度ということになっているけれど、ガード加工してある生地に水垂れしない細かい霧の出る霧吹きを使うなら問題ないと思う。これで失敗したことはない。

霧吹きすると、汗の部分がくっきり浮き出てくる。こんな感じ↓

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汗が浮き出た水分をタオルで吸い取って、ハンガーに吊して放置して乾燥。

ちなみに、夏に活躍する愛用の霧吹きは油圧式オートマチックスプレー。

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theme : 着物
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5月のきものコーデまとめ

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左上から右へ順に
① 踊りのお稽古
きものは友人のお母さまの遺品、帯は菱屋善兵衛さんの半幅帯

①と②の間に 「5月第2週振り返り‐‐きもの」で書いたのが2つ。

きものは永治屋清左衛門の唐衣、帯も永治屋清左衛門の真綿袋帯

③ 調布伝統文化交流会で踊る演目の全体稽古
きものは黄八丈の単衣、帯は米沢の紬の半幅帯

④ 龍工房さんを講師に組紐体験でミサンガ作り
きものは本藍のろうけつ染め単衣、帯は尾峨佐染繍さんの相良刺繍の名古屋帯

⑤  味方玄さんお「能役者が語る能の名品」を受講
きものは越後印伝を施した単衣、帯は型染の名古屋帯

きものは尾峨佐染繍さんの、野蚕紬にインドネシアのバティックで染めた訪問着、帯も尾峨佐染繍さんのワヤンクリ柄の刺繍袋帯

⑦ お仕事で翻訳学校の講師
きものは西陣宮田織物さんの単衣、帯は渡文さんのすくい織八寸名古屋帯

⑧ 調布伝統文化交流会 リハーサル
きものは本藍染の単衣、帯は十日町友禅の染帯

きものは 和田光正さんの絵羽小紋、帯はスコープココさんのダリア柄の袋帯

5月は後半に突然仕事が重なってちょっと疲れたけれど、充実していたかな?  きものの日は全部で11日だった。

 

tag : 尾峨佐染繍永治屋清左衛門藍染スコープココ

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Author:miemama
お着物好きの悩み多き特許翻訳者

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