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気ままに

酒と仕事と着物ときものと
Top Page › Archive - 2016年07月

友禅体験

6月に金沢に行ったときに、加賀友禅作家 鶴見保次先生の工房を見学させていただき、友禅の色挿しの体験をさせていただきました。こんな風に、着物に仕立ててたときのことを考えながら髪に図案を書いていくのだそうです。白生地に下絵を描いています。これは以前、友禅の染め帯を作ったときに体験済み。布の下に、図案を描いた紙を敷いて、透けて見える絵を青花の汁でなぞるように筆で描いていきます。青花は水溶性なので、最後に...

紅花摘み体験 in 米沢

紅花は食用油や生薬など様々な用途に使われますが、もっとも古くは紅色染料として使われていました。江戸時代には、摘んだ花を発酵させて「紅餅」に加工されたものが、とても高価に取引されたそうですが、明治に入ってアニリン染料が輸入されるようになると、急速にすたれてしまったとか。その後は幻の染料になってしまった紅花でしたが、戦後、米沢の機屋、新田さんが復活させたとのこと。優しいの色の紅花紬は着物ファンのも人気...

塗布性

液体をある表面に塗る際の塗りやすさを「塗布性」ということが多い。で、辞書には載っていない言葉なので、ググってみると"coatability"なんていうそれらしい言葉に行き当たる。でも、塗布することとcoatすることは違う気がするので、coatability を使うには違和感がある。そこで、coatable の意味を調べてみると、That can be coated; to which a coating can be applied.びっくりぽん。そうだったのか...

ぐち

「ただし本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例により限定されるものではない」ってよく見る表現だけど、へん!文面通りに理解しようとすると、発明の要旨を超えたら、実施例によって限定される、ってことになるよね。でも、言いたいことは、実施例は発明の主旨を逸脱しない限り、どんな形態もおっけ~だよってことだと思う。「発明の範囲は、以下の実施例に限定されるものではない」、とか「本発明は以下の実施例に限定さ...

「形成後に~」って意味あるのか?

「多孔質膜の形成後は指触乾燥状態にすることが好ましい」っていう場合、「形成後」っていう言葉に何の意味があるんだろうか?形成前には。膜がないのだからどんな状態にもできやしない。形成中はまだ、「多孔質膜」とは呼ばないし。英語にするとこの「形成後」にすごく違和感があるんだよ。...

和裁に挑戦2

無双の袖までできた。画像で見ると、袖ってただの四角い布切れですが、無双袖っていうのは、袋状に縫った生地を、半分だけ返して二重の袋にして縫い合わせて、最後にひっくり返して、表も裏も表地に仕立てるので、結構難しい。で、前回の晒部分と合わせるとこんな感じになります。次回はいよいよ晒の見ごろとドッキングまで行けるかな?...