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友禅体験

6月に金沢に行ったときに、加賀友禅作家 鶴見保次先生の工房を見学させていただき、友禅の色挿しの体験をさせていただきました。





こんな風に、着物に仕立ててたときのことを考えながら髪に図案を書いていくのだそうです。


白生地に下絵を描いています。これは以前、友禅の染め帯を作ったときに体験済み。
布の下に、図案を描いた紙を敷いて、透けて見える絵を青花の汁でなぞるように筆で描いていきます。青花は水溶性なので、最後には消えてなくなっています。

この後、糸目糊置きの工程が入ります。青花の汁で描いた下絵の線を糊でなぞっていきます。糊の部分は染料に染まりません。糊が防染の役目をします。
友禅染ではこれが一番の要。染め帯を作った時も、この工程だけは、プロの職人さんにお願いしました。


こちらは、色挿しの工程。糊置きした輪郭の内側を染めていきます。色と色が混ざるのを糊が防いでくれます。


染め終わったら、染めた部分をまた糊で覆い、地色を染めていきます。
こんな風に生地を張って、全体を刷毛で染めていきます。

そして最後に水元 (みずもと) と呼ばれる工程で、糊や、余分な染料を洗い落とします。



で、色挿し体験。染め帯を作った時に、さんざんやったのだけれど、生地が薄かったり、すでに染料が準備されていたりで、微妙に難しい……。


で、この後、地染や水元、蒸しの工程などを経て、昨日、我が家に届いたハンカチです。


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紅花摘み体験 in 米沢

紅花は食用油や生薬など様々な用途に使われますが、もっとも古くは紅色染料として使われていました。
江戸時代には、摘んだ花を発酵させて「紅餅」に加工されたものが、とても高価に取引されたそうですが、明治に入ってアニリン染料が輸入されるようになると、急速にすたれてしまったとか。
その後は幻の染料になってしまった紅花でしたが、戦後、米沢の機屋、新田さんが復活させたとのこと。優しいの色の紅花紬は着物ファンのも人気が高いです。
 
さて、そんな紅花摘みの体験をしてまいりました。



山形の紅花は、4月10日ごろに種をまき、半夏生(夏至から数えて11日目。毎年7月2日ごろ)にぽつっと一輪咲いて、約1週間で咲きそろいます。紅花はとげが鋭いので、とげが柔らかい朝露が残る早朝に摘み取るのだそうです。
 


でも、私たちは日帰りの体験ツアーだったので、摘み取り開始は午前11:00ごろ。お天道様も高く、とげも鋭くなっていました。






  


摘み取った花は水洗いして、足でよく踏んで、紅花の黄色い色素を水に溶かし出します。
紅花の色素は、水溶性のサフロールイエローという黄色成分が99%、水に難溶の紅色成分カルタミン1%から成ります。
ということで、この水洗い、足踏みの工程で水溶性の黄色い成分を水に流してしまいます。(黄色の成分は、黄色を染めるのに使います。)
そして、残ったものを2~3日自然発酵させると紅の成分が赤く変化します。
これを臼でついて餅状にして、団子状に丸めて乾燥させて、紅餅と呼ばれるものに加工します。



 紅餅にしなくても紅染めは可能ですが、紅餅から紅の色素を取り出して染めたほうが鮮やかな紅色に染まるのだそうです。
 
私たちの体験ツアーは、紅花を摘んだのと、半襟を染めてみるという体験だけでしたが、紅花について、いろいろ知ることができて、勉強になりました。

上杉伯爵邸でいただいたランチもおいしかったです。



塗布性

液体をある表面に塗る際の塗りやすさを「塗布性」ということが多い。
で、辞書には載っていない言葉なので、ググってみると"coatability"なんていうそれらしい言葉に行き当たる。

でも、塗布することとcoatすることは違う気がするので、coatability を使うには違和感がある。

そこで、coatable の意味を調べてみると、
That can be coated; to which a coating can be applied.

びっくりぽん。
そうだったのか。塗布される側の性質じゃん。

ってことは、coatabilityってのは被覆のされやすさ。

なら coating property とかcoating ability はいいのかも、と思いつつも
やっぱり塗布することとcoatすることは違う気がするし、「~性」を ~property ってするの嫌いなので却下。 

そんなわけで、なやんだあげく、塗布液の塗布性は
ease of application
ってことでいかが?


ぐち

「ただし本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例により限定されるものではない」
ってよく見る表現だけど、へん!

文面通りに理解しようとすると、
発明の要旨を超えたら、実施例によって限定される、ってことになるよね。

でも、言いたいことは、実施例は発明の主旨を逸脱しない限り、どんな形態もおっけ~だよってことだと思う。

「発明の範囲は、以下の実施例に限定されるものではない」、とか
「本発明は以下の実施例に限定されることなく、発明の主旨や範囲を超えることなく様々な形態が可能である」とか
意味が分かるように書いてほしいんだけど。


「形成後に~」って意味あるのか?

「多孔質膜の形成後は指触乾燥状態にすることが好ましい」
っていう場合、「形成後」っていう言葉に何の意味があるんだろうか?

形成前には。膜がないのだからどんな状態にもできやしない。
形成中はまだ、「多孔質膜」とは呼ばないし。

英語にするとこの「形成後」にすごく違和感があるんだよ。

和裁に挑戦2

無双の袖までできた。
画像で見ると、袖ってただの四角い布切れですが、
無双袖っていうのは、袋状に縫った生地を、半分だけ返して二重の袋にして縫い合わせて、最後にひっくり返して、表も裏も表地に仕立てるので、結構難しい。

で、前回の晒部分と合わせるとこんな感じになります。



次回はいよいよ晒の見ごろとドッキングまで行けるかな?

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Author:miemama
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