プリンターのことを記録装置と称することがある。特許の世界ではほとんど「記録装置」と称している。記録の英語は"record" なのだけれど、日本語の記録と英語のrecordとはちょっと違うと思う。記録は「書きしるすこと」を意味することがある。だから、機械で書き記す印刷も記録の一部ということなのだろう。しかし recordは 媒体に情報を保存しておくことなのだ。少し前までは、印刷機を「記録装置」いうのには深い意味があるのか...
受講生の訳文にこんなのがあった。「二つの検出器、1と3は、互いが同一平面上にある関係性になるよう配置されることが図に示されている。」数年前から耳にもするし目にもする「関係性」ということば。最近はテレビのアナウンサーも平気で口にする。関係性の「性」って何?昔々、受験生だったころ、小論文の書き方で、付けなくても通用する言葉に無用の接尾語を付けてはいけない、とよく言われた。特に「~的」、「~性」をつける...
先週金曜日、お着物仲間とのランチをしました。表参道にある葉山庵というフレンチのお店。もともと葉山にあったお店で東京に開店して6年とか。相模湾の魚介や三浦半島の野菜など、全国の生産者から直接買い付けたこだわりの食材をしているのそうです。 メニューは左上から下に、なすを使った一口アミューズ。前菜は季節のお野菜の盛り合わせ。スープは、フォアグラの茶碗蒸し。黒トリュフのソースがかかっていて、その上に真...
このフレーズは、特許明細書によく出てくる。そしてこの英訳としてよく見かけるのが~ may be appropriately determined according to .....でも、may be appropriately ってちょっと違和感があるので、ググってみた。そしたら、この表現使っているのって、みんな日本からの出願明細書だった。「~に応じて適切に決定することができる」のような表現が日本の明細書に独特なものなのだろうとは思うが、appropriately なしの、~may ...
今年初めに仕立てたお着物が、どうも着心地が悪くて、着つけるときヒップあたりでわき線が隠れない。太ったか?と思いつついろいろ寸法を調べみたら、前幅がヒップあたりで1cmくらい狭くなっていた。で、買ったお店に、おかしいから直してって頼んだら、既定の寸法なので直すなら料金がかかるって言われた。
はあ~? って感じ。こっちは、自分の寸法でいつものように仕立てを頼んだのに、いつものようにできてないから直し...
和裁の授業で2部式長襦袢を仕立てるという貴重な経験をしたので、2年ほど前に買った、私のサイズより身丈が5cmほど長いプレタの長襦袢を直そうと決心。5cmも長いと着物裾からはみ出しちゃうので、腰のあたりを適当につまんで縫ってきていたのだが。まずは、竪衿の下のほうを20cm、それから裾もほどいて、裾の端から5cmを切り取った。で、背からの身丈が128cmのところにペンで印をつけて、三つ折りにしてくける。...
先日、椿山荘の料亭錦水でランチをいただいた。着付け教室で習った和食の作法を密かにに復習しつつ。前菜。深まる秋を感じさせてくれる彩が美しい。 お造り、豪華ですね。これを愛でながらしばしお料理をいただきます。 蛤の真丈のお吸い物。お出しの香りがとっともいい。お椀から取った蓋は、内側を上にしてお椀の右側に置く。食べ終わった後は蓋を元通りに戻す。裏返してお椀にかぶせるのはNGだそうだ。 舟...
先日、京都きもの市場銀座店のイベントで、日本舞踊正派西川流師範の西川喜優先生を講師に招いた舞台衣装のお話を伺ったり、引き抜きの実演を見せていただいた。引き抜きの衣装のきつけの実演が↓こちら。
着付けのお二人の息がぴったりで、無駄のない動きが素晴らしい。つい最近、着付け教室で花嫁衣裳の着付けをやったばかりで、どんなに二人組の呼吸が大切かを実感していたので、尚のこと感動もの。お衣装ははじめが黒、そして...