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プリンターと記録装置

プリンターのことを記録装置と称することがある。特許の世界ではほとんど「記録装置」と称している。

記録の英語は"record" なのだけれど、日本語の記録と英語のrecordとはちょっと違うと思う。

記録は「書きしるすこと」を意味することがある。だから、機械で書き記す印刷も記録の一部ということなのだろう。しかし recordは 媒体に情報を保存しておくことなのだ。

少し前までは、印刷機を「記録装置」いうのには深い意味があるのかもしれないと思い、recording apparatus としていた。でも、そうすると結構苦労が多い。日本語で「インクを記録する」などと書かれていても、インクはrecordの対象にはならないし、記録物(印刷物という意味)も ”recorded matter/article” とするとおかしい気がする。record されているのは情報を保存したメディアではなく情報なのだから。

プリンターそのものについての文書なら記録=recordで押し通すこともできるが、インクや印刷物の保存についての話だと悩みが多くなる。

そんなわけで、やっぱり記録=print で行こう、というのが最近の私のやりかた。


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関係「性」

受講生の訳文にこんなのがあった。

「二つの検出器、1と3は、互いが同一平面上にある関係性になるよう配置されることが図に示されている。」

数年前から耳にもするし目にもする「関係性」ということば。最近はテレビのアナウンサーも平気で口にする。

関係性の「性」って何?

昔々、受験生だったころ、小論文の書き方で、付けなくても通用する言葉に無用の接尾語を付けてはいけない、とよく言われた。特に「~的」、「~」をつけると、意味が弱くあいまいになるって。物事をソフトにあいまいに表現したい日本人の特性の現れなのだろう。

「~性」というときの「性」は、物事の特質や傾向を表すので、関係性というのは関係の傾向、たとえはAとBとの関係がどういう方向に向かっているか、ということになるのだろうか。そう解釈するなら人間関係では「関係性」ってありなのかもしれない。だから教育関係の論文でしばしば使われるのかもしれない。AとBの関係がいい方向に向かうとか、AとBとの関係が薄れているとか。

言葉は少しずつ使い方も意味も変化していく。
似たような言葉に「関連」がある。関連は「関連性」という使い方も認められている。これだってきっと、昔は違和感があった言葉なのだろう。やがて「関係性」だって認められる、いやすでに認められているのを私が認めたくないだけなのかもしれない。

しかし、ものとものとの位置に「関係性」はない。ある一定の「関係」があるだけだ。



葉山庵@表参道にて

先週金曜日、お着物仲間とのランチをしました。
表参道にある葉山庵というフレンチのお店。もともと葉山にあったお店で東京に開店して6年とか。
相模湾の魚介や三浦半島の野菜など、全国の生産者から直接買い付けたこだわりの食材をしているのそうです。
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メニューは左上から下に、
なすを使った一口アミューズ。
前菜は季節のお野菜の盛り合わせ。
スープは、フォアグラの茶碗蒸し。黒トリュフのソースがかかっていて、その上に真っ白な牛乳の泡がかぶさっている。これが、超美味。
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中はこんな感じ。

次がメインディッシュ(右上)。7種類から選べるのだけれど、私は真鯛のポワレを。そうそう、自家製の豆乳パンがこれまたおいしかった。

そしてデザート。

食後に紅茶。普段は絶対コーヒーなのだけれど、このお店のこだわりの紅茶で、ノルウェーのバラをブレンドしたもので、ノーベル賞晩さん会で供されたというバラの香りの紅茶だっていうので、飲んでみました。あま~いバラが本当によく香ってました。

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これで、4000円。久しぶりに満足のランチでした。

そして記念撮影。
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食後は、きれいに色づいた銀杏並木をお散歩しました。

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で、コーディネートチェック。

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着物も帯も帯締めも全部、西陣宮田織物さんのもの。このお着物、大好き。


~に応じて適宜決定/選択することができる

このフレーズは、特許明細書によく出てくる。
そしてこの英訳としてよく見かけるのが
~ may be appropriately determined according to .....
でも、may be appropriately ってちょっと違和感があるので、ググってみた。
そしたら、この表現使っているのって、みんな日本からの出願明細書だった。

「~に応じて適切に決定することができる」のような表現が日本の明細書に独特なものなのだろうとは思うが、appropriately なしの、~may be determined according to ....
はほかでもたくさん見かける。

according to ~ があるんだから「~に応じて」決める、つまり、「~よって適切に」決めるってことなのだから、appropriately いらないと私は思うのだが、訳漏れって指摘されるのだろうか?

前幅がヒップあたりで狭くなるってあり?

今年初めに仕立てたお着物が、どうも着心地が悪くて、着つけるときヒップあたりでわき線が隠れない。太ったか?と思いつついろいろ寸法を調べみたら、前幅がヒップあたりで1cmくらい狭くなっていた。で、買ったお店に、おかしいから直してって頼んだら、既定の寸法なので直すなら料金がかかるって言われた。


はあ~? って感じ。こっちは、自分の寸法でいつものように仕立てを頼んだのに、いつものようにできてないから直してって言ったのに、なんで料金を請求されるんだ?
で、いろいろ聞いてみたら、「当社の規定では、前幅を抱き幅に合わせて徐々に小さくしているので、仕立てには問題ない」んだそうだ。

でも、おかしくない? そもそも前幅ってヒップの寸法で決まるのに、なんでヒップあたりの寸法が狭くなるわけ? ヒップより上で調整するんじゃないの?  ヒップって一番太いところなんだから、そこを狭めちゃダメでしょ。意味わかんない。そんな仕立てかたしたら、裾が広がっちゃうじゃん。

仕立てでは、ヒップ周りは前腰幅で規定されすと思うのだけれど、そこって普通、前幅+おくみ幅。要するに、ヒップあたりまでは、前幅が下から平行に伸びているってことよね。

ま、そんな「はてな」がいっぱい頭の周りを飛び交いながらも、とにかく前幅はヒップあたりまでは平行にしてください、ってお願いしたのだが、それから3週間ほどたった今日、腰あたりで2分出すと抱き幅も2分出す必要があるけどいいかとの問い合わせがあった。

またまた、は~?です。2分出すんじゃなくて、狭くしないでって言ってるんですけど。

とにかく普通に作ってよ、って言ってるつもりなんだけど。抱き幅は、前幅から4分ひかえるって、普通じゃん。どうしてそれができない?  柄合わせがどうのとか言っているのだが、小紋だし、問題になる箇所は帯で見えなくなる部分だし、柄合わせなんてどうでもいいし、意味不明。
お仕立てに詳しい方に教えていただきたい。前幅を抱き幅にもっていくときの調整ってヒップあたりでするのしょうか?

仕立て代、1級仕立て士にお願いするような高額の料金なので、そこらへんもちゃんとうま~く調整してよ。ってか、あれこれ言い訳するなら、納得できるように説明してくれ。納得できたら、抱き幅2分くらい広がっても我慢するんだけど。
あ~、むしゃくしゃ。

長襦袢の身丈をお直し

和裁の授業で2部式長襦袢を仕立てるという貴重な経験をしたので、2年ほど前に買った、私のサイズより身丈が5cmほど長いプレタの長襦袢を直そうと決心。5cmも長いと着物裾からはみ出しちゃうので、腰のあたりを適当につまんで縫ってきていたのだが。

まずは、竪衿の下のほうを20cm、それから裾もほどいて、裾の端から5cmを切り取った。
で、背からの身丈が128cmのところにペンで印をつけて、三つ折りにしてくける。あ~、印は表側に付けたほうがやりやすかった。

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ここまではとんとんと進んだのだが、竪衿の付け方どうだっけ?  ってなって、苦労した。でも、もともとの縫い跡があったので、それを頼りに、そして和裁のテキストを頼りに。

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で、完成! ついでに、美容衿もつけてしまったのだった。満足満足。

和食のお作法

先日、椿山荘の料亭錦水でランチをいただいた。

着付け教室で習った和食の作法を密かにに復習しつつ。

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前菜。深まる秋を感じさせてくれる彩が美しい。

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お造り、豪華ですね。これを愛でながらしばしお料理をいただきます。

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蛤の真丈のお吸い物。お出しの香りがとっともいい。

お椀から取った蓋は、内側を上にしてお椀の右側に置く。
食べ終わった後は蓋を元通りに戻す。裏返してお椀にかぶせるのはNGだそうだ。

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舟盛したお造りを各人のお皿に取り分けてくれた。白身のお魚用の特製ポン酢が絶品。

白身から赤みの順にいただくと、素材の味を損なわないというけれど、ポン酢の味が濃厚でおいしかったので、そんなことは無視してしまった。
わさびはしょうゆに説かずにお刺身にのせるのも鉄則。
しょうゆ皿は持ち上げていただく。口に持っていくお料理の下に手を添えるのはNG。必要なら懐紙を使うって習ったっけ。

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焼き物は鰆の幽庵焼き。肉厚でふっくら。

付け合わせはよけて、魚を食べた後の口直しにいただく。

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ふかひれの茶碗蒸し。ふかひれが塊でたっぷり入ってた。

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ごはんは南魚沼産のこしひかり。ちりめん山椒が絶品。お汁は赤だし汁。

左側のごはん茶碗のふたは左側に、右側の汁椀のふたは右側に置くのがマナー。なのにこの時はすっかり忘れてる。(*´∀`)   お箸の取り方は、器を持ち上げてから、右手でお箸をとり、左手での指の間に挟んで持ち替える……、なんてことを考えているうちにすっかり。

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デザートは和菓子とお抹茶。

マナーをあんまり小うるさく言うと、何のためのお料理ってことになるけれど、一緒に食べる方々と心地よい時間を過ごすために、ちょっとだけ身に着けたい。

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この日のお着物はこれ。派手って不評なんだけれど。




日舞の引き抜き衣装とその着付け

先日、京都きもの市場銀座店のイベントで、日本舞踊正派西川流師範の西川喜優先生を講師に招いた舞台衣装のお話を伺ったり、引き抜きの実演を見せていただいた。

引き抜きの衣装のきつけの実演が↓こちら。


着付けのお二人の息がぴったりで、無駄のない動きが素晴らしい。
つい最近、着付け教室で花嫁衣裳の着付けをやったばかりで、どんなに二人組の呼吸が大切かを実感していたので、尚のこと感動もの。

お衣装ははじめが黒、そして途中で白の桜紋に変わる。踊りは撮影禁止だったのでありませんが、before & after です↓。
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お衣装さんのお話では、引き抜きの際の衣装のデザインは前後の違いが強調されることと、前後の着物と帯との調和に重きが置かれるとのこと。

西川喜優先生は、とてもきれいで素敵な方。ただ立っているだけでも花がある。ファンになってしまいました。

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ツーショットで写真を撮っていただきました。

tag : 西川喜優引き抜き

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