Color developability
発色性の訳語に"color developability" がよく使われる。

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しかし、例えば「(印刷で)得られた画像の発色性」というときの「発色性」は”color developability"でいいのだろうか。
developability の語義は
capacity or suitability for development (MERRIAM-WEBSTER)
である。
得られた画像はすでに発色しているのだから "color development" 、developabilityはインクの性質だと思うのだが。

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貝の口
ちょうどひと月前になるのだが、松屋銀座で開催されていた「白洲正子ときもの」展を見てきた。そのとき、半巾帯を貝の口結んだマネキンの姿がとてもかっこよく思えて、私も半巾帯をあんな風にキリリと結んでみたいと思っていた。
1月は何かと忙しい上に寒くて、家で普段着として着物を着る気にはなかなか慣れなったのだが、ついに実行する気持ちがわいてきた。
テとタレのバランスが微妙 (;^_^A 。
しかし、半巾帯だと動きやすくて、家事も苦にならない。今日は一日これで過ごしてよう。
因みに、下着だが、タオルで作った胸当てをブラ代わりにして、その上にヒートテック。下はスパッツと足袋靴下。長襦袢はポリエステルの普通のタイプである。
初めてのお能鑑賞
昨日、初めてのお能というものを観た。
着付け教室主催の催しで、国立能楽堂で行われた普及公演へ行ってきたのだ。
演目は「葵上」。元皇太子妃で光源氏の愛人 六条御息所が、近頃足の遠のいてしまった源氏の姿を見ようと、身を潜めてお忍びで加茂の葵祭りに出かけると、源氏の正妻 葵上の牛車と鉢合わ。御息所は場所争いで葵の下人に恥辱的な仕打ちを受け心を乱だし、生霊がが物の怪となって葵上を思い病で苦しめるという、源氏物語の葵の巻のお話だった。舞台は、重篤な状態の葵上を何とか回復させようと巫女を呼んで、物の怪の正体を突き止めようとするところから始まり、御息所の怨霊が成仏するところで終わる。
事前に伝統文化ジャーナリストの氷川まりこさんからとっても分かりやすい解説と能の観賞の仕方のお話を伺ったので、能の世界を堪能できた。
能の前には、野村万蔵さんの狂言「呂蓮」も鑑賞。こちらは解説なしでも楽しめる楽しいお話。
貴重な体験のできた楽しい会だった。
次回は4月に女義太夫。こちらも楽しみ。
二舞扇(ふくら雀)
3年程前に姪の結婚式で娘に結んでやった二舞扇。一般にはふくら雀という。

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最近はあまりむすばなくなっているのだが、今年の成人式に友人が姪御さんに結んでやって、とても好評だったそうだ。羽根をたくさん作って豪華に見せるのが近頃の流行だが、伝統的で格の高い帯結び結びが却って新鮮だったという。
そんな話をきいて、先週のゼミでこの帯結びをあらためて復習した。
それをメモしておく。
形は図の通り。
① テ側 三ツ山ひだ
② たれ側 三ツ山ひだ
③ たれ先から約65cmに箱ひだ
柄どまりは背中心から左へ10cmくらいのところに合わせる。(お太鼓系の結び方だが、羽根を作るので左寄りの位置。柄どまり市の基本は、お太鼓系は背中心、文庫系は左脇。)
①,②の羽根は下側がを小さく作り、仕上げに、体の線に沿ってふっくら、まるみをつめるように形をつくる。
で完成品はこれ。
娘に結んでやったのは、羽根が大きすぎでバランスが悪いのだった。

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