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気ままに

酒と仕事と着物ときものと
Top Page › Archive - 2017年03月

あまりにも突然にPCが逝ってしまった

あれは先週の金曜日のことだった。 その日のうちに納品しなければいけない案件があり、月一の着付け教室のゼミもお休みして仕事をしていた。そしてもう少しで完了というころで、突然、プチッという音とともにディスプレイが真っ暗に。 えっ?  でも、ま、そういうこともたまにはあるかも、とPCの電源ボタンを押してみたのだが、動かず。電源ボタンはたまにゆっくり点滅するも、ほかのインジケータランプが全部消えている...

久保田生原酒

朝日酒造の久保田生原酒を頂きました。近頃は日本酒がどれもおいしいし、獺祭なんていうお米に失礼なくらいお米を削ったお酒がもてはやされているので、久保田の名前にあまり有難みを感じなくなっているのだけれど、私は、昔から越州とか朝日山とか朝日酒造は好きです。とはいえ、これは濃い~いんです。千寿ベースのしぼりたての生原酒だそうですが、アルコール度数19度。ちょっと苦手かも……と思いながらも、なんだかんだあっとい...

polymerize 重合する

「ビニル系単量体を重合し、片末端に反応性官能基を有する重合体を合成する」というときpolymerize a vinyl monomer とすることに違和感を覚える。polymerize の意味をOALD7で調べてみると”to combine, or to make units of a chemical combine, to make a polymer"とある。つまり自動詞で使う場合は、原料(モノマー)が重合する(その結果、重合体が合成される)という感じで使う。OALD7の例文はThe substance polymerizes to fo...

電気ブラン

電気ブランを頂いた。まだ20代の頃、会社の上司に浅草の神谷バーに連れて行ってもらったときに飲んで以来のお酒。ブランデー、ジン、ワイなどのお酒が混ざったカクテルとでも言おうか。薬草なども入っているのかちょっと薬臭いが、ロックで飲むと結構いける。まっさんが国産ウイスキーを作る前の時代に生まれたんだろうな、と思いつつ頂く。しかし、甘さと薬臭さがね……ということで、半分以上はリンゴジャムに化けてしまった。出来...

藍染の化学

前回、藍にはインディゴが含まれると書いたが、正確にはちょっと違うので、藍染をきちんと化学してみたいと思う。藍の青色の成分インディゴは、緑の葉の中ではインディカンという水溶性の無色の物質として存在する。 インディカンインディカンを加水分解するとインドキシルとグルコースができる。 インドキシルがさらに酸化するとインディゴとなる。  この反応はすくもを作る工程、すなわち、刈り取った藍の葉を刻...

ジャパンブルー

藍染の展示会に行ってきた。藍にはインド藍、ヨーロッパのウォード、琉球藍、阿波の藍染に使われる蓼(タデ)藍などがある。琉球藍はツネノマゴ科の多年草植物、蓼藍はタデ科イヌタデ属の一年生植物である。いずれの藍も藍色の成分インディゴを含む。 成分の構造が分かってしまえば、しかも意外と単純な構造なので、1900年ごろには合成インディゴが製造だれるようになり、瞬く間に天然の藍は合成染料にとってかわられてしまっ...