サントリー美術館で、夏休み企画「おもしろびじゅつワンダーランド2017」が開催されている。その中のひとつに、江戸時代の女性のきものや能装束などを参考に、自分だけの着物を考えようといコーナーがある。子供たちが楽しむためのものなので、大人の私は展示されている着物を見るだけだったが、文様の勉強になった。美術展は大概写真撮影禁止だが、この夏休み企画だけは写真撮影OKというので、写真もたくさん撮らせてもらった...
先週土曜日、銀座のアルマーニ リストランテで行われたパーティーに招かれた。飲み物はペリエ・ジュエ各種。しかもメインにベル・エポック 2007が出されたのには感激。どれも美味しかったけれど、これは格別の味だった。お料理は以下。 スカンピのクルード カブクロマグロとフェンネルのコンフィ からすみ添え冷製スパゲッティ ぶっらーた キャビアブラックアンガス牛フィレ肉のロースト ポレンタ ポルチーニ桃のバラ仕立てコ...
着付けを習い始めたころにリサイクルで買った夏の着物(麻かまたは麻混とおもわれる)。昨年、夏の終わりに、洗濯実験をしてみたところ、なぜか身幅が縮んだ。普通、縦には縮むが横にはあまり縮まないと思っていたのだが、横に数パーセント縮んだ。洗濯した後、縦に縮むのを抑えるために、縦方向に思いっきりプレスしたせいなのか?あるいは、縮んだというのは勝手な思い込みでただ太っただけかもしれないが、右の脇線が思いっきり...
~することが好ましい。特許明細書ではよく使われる表現で、ちょっと前までは preferably を使って訳すことが多かったが、最近の米国特許の実務では preferably の使用は敬遠されるようだ。advantageously も同様に嫌われる。あるとき、クライアントが advantageously を beneficially に修正してくれたのをきっかけに、beneficially を使っていたのだが、他の表現も欲しいとも思っていた。さて、現在扱っている案件に「縮合反応は...
「覆う」をcover とするか coat とするか迷う。coatは、 膜で表面全体を隙間なく覆う感じで、coverの意味はもっと広い気がする。そしてcoverの場合には、coverするものとされるものとの間にが何かが介在していてもよいのだが、日本語で単に「覆う」と書いてある場合、どちらの意味かわからないことが多い。明細書を丁寧に読んでいけばわかる場合もあるが、迷う場合は、coverを使うほうが無難か?というのが、私の基本的なスタンス...
お着物の生地の話である。
縮緬もお召も、経糸には撚りのない糸を使い、緯糸に強い撚りをかけた糸を織り込む。しかし、その質感は見た目も手触りも全く違う。私、実は、その違いが何によって生まれるのかを知らなかった。
そんな昨日、西陣の篠屋さん(木村卯兵衛商店)の展示会でこんな解説図を見せてもらって、納得。
縮緬は緯糸にセリシンがついた状態で織り、後からセリシンを取り除くのに対し、お召は精練した糸を使うの...
イタリア ピエモンテ州の1本。 アルバという地域のバルベーラはD.O.C.ワイン。アルバはバローロやバルバレスコの地域としても知られている。ネッビオーロ種を加えたもののあるそうだ。今回飲んだのは、Sylla Sebaste シッラ・セバステ社のもの。果実のような香りで、渋みや酸味がやわらかな飲みやすいライトボディー。 http://syllasebaste.com/en/portfolio/barbera-dalba-doc-2/ ワインの夜は例によっておひとり...
この週末、2つのパーティーに出席した。一つは、土曜日に行われた青山きもの学院の、毎年恒例のサマーパーティー。
毎年、華やかなお着物姿が勢ぞろいする。今年の私はこれ。 着物は去年と同じ尾峨佐染繍さんの絽の訪問着。帯はまいづるさん。帯揚げと帯留も去年と同じ。でも、三分紐はしっかり締まるものを新たに購入した。そして、日曜日は友人の結婚20周年をお祝いするパーティ兼友人のソプラノリサイタル。このご夫婦...
突然の夕立のせいで、夕飯のお買い物を断念。冷蔵庫を覗いて思いついたのが、豚バラ肉とパプリカのオーブン焼きと、キャベツとアンチョビのパスタと、それにシーザーズサラダもどき(もどきというのは、残り物の野菜にパルメザンチーズをたっぷりかけて和えただけだから)。ということは、お供はワイン。で、これ。イスティネ キャンティ・クラシコ2012.香りがとてもよい。そして、渋みが甘が柔らかくてなんとなく甘みを感じる優し...
先週金曜日、月一のおけいこの帰りに覗いたギャラリーで、『天平聖武絹』というのを見た。正倉院に収められている、聖武天皇の時代の賦役令の調として納らていた赤絁(あかあしぎぬ)を復元する事業に成功した織元 牛田織物さんが、その再現過程で習得した技術を使って織った反物を『天平聖武絹』というらしい。 この赤い布が復元した「赤絁」。写真だと正確な色が出ないのだが、実物はもっと深い赤で、穏やかな光沢がある。...