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日本文化を学ぶ講座第2回「茶」

7月から始まった月1回のこの講座。第1回はイントロダクションだったので今回が実質的な第1回。テーマは「茶」。

茶道の作法はなぜ必要かから講義が始まる。
お点前や作法という、一見どうでもよく思える細かいルール。それさえなけば茶道も楽しそうなのだが……。本当にそう思っていたので、私には無縁だった。

茶道は作法を習うのが目的ではなく、コミュニケーションの場であるお茶会やお茶事で出席して、人と円滑に交流できるようにするのが最終目標目的なのだそうだ。

バブル期のゴルフや、明治~大正の謡と同様に、お茶はコミュニケーションツール、ビジネスツールのだそうだ。とはいえ、それは室町から江戸時代初期までくらいのこと。

お茶は遣唐使として唐に渡った僧侶が日本に伝えたのだそうだ。歴史は流れ室町時代、8代将軍足利義政の頃、現代につながる茶や花や能といった日本文化の根っこともいうべき「東山文化」が生まれ、やがて茶を飲むという行為が上層階級の人々の集うサロンのツールとなっていく。

そして応仁の乱を経て商人が力を持つようになると、茶の場は豪商たちのビジネスツールとして使われるようになる。

もともとは最下層庶民である商人の社交場を円滑に運営するには暗黙のルール、「型」が必要になってくる。「型」は最小限の手間で場を作り上げるのに非常に有効なのだ。それが、お点前や作法であり、そうしたことの基本的な体制を作り上げたのが千利休なのだと、先生。

「型」は身につけないと始まらない。反復練習によって体で覚えて身に着けていく。身についてしまえば、その先には自由が開ける……、というような楽しいお話を2時間。薄茶をいただく実習も。お菓子は薯蕷饅頭。

流れるような先生のお話が面白くて、だからす~と聞いてしまってわかった気になっているのだが、あとから文章にしてみると、なんとも曖昧にしか覚えていない。ま、いいか。繰り返し繰り返し講義を聴いているうちに芯ができてくる気がする。

次回は「香」。

で、この回のコーディネートはこれ。

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着物:小糸染芸さんの紋紗
帯:小菊の刺繍の夏名古屋
帯締め:薄きいろのトンボ玉に同系色の三分紐
帯揚げ:薄黄色の紗

         
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福正宗 氷室献上 純米大吟醸

夫の還暦祝いに美味しいお酒をいただいた。
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金沢の福光屋さんが、旧暦の6月1日に将軍へ氷室の氷を献上した故事に倣って、夏限定で蔵出しした氷温貯蔵生酒だそうだ。

生酒はあまり得意ではないので期待していなかったのだが、これ、うまい!  口に含むと味の濃いまったり感が漂うのだが、すぐにすっきりした甘さと吟醸の香りを感じる、なんとも不思議な酒。

鰹のたたきと鰯の刺身、鶏わさを肴に頂きいた。ご馳走様でした。

         

グレイス グリド甲州2017

「きいろ香」を飲む前に、「グリド甲州」を飲んでみた。

実は先週、中央葡萄酒のセールスマネージャー船橋清一さんのお話を伺う機会があった。「グリド甲州」の質問したら面白いお話を聞くことができたので、やっぱり飲んでみようと。

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色は、淡い、本当に淡いグレーのようなレモン色。グリド・グリとは全然違うし、名前の由来から想像していたピンクがかったグレーとも違う。

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味は、いい意味で最近の甲州っぽい。

船橋さんのお話では、シャトー・メルシャンの「グリ・ド・グリ」の製法はマセラシオン・カルボニクだが、グレイスワインは圧搾しているとのこと。

皮ごと圧搾した後は、ここの他の甲州シリーズと同じに、ドライアイス(炭酸ガス)を加えて嫌気性雰囲気をつくって酸素を遮断する製法なのだろう。

因みに、このワイナリーは甲州種のシリーズが豊富で、グリド甲州はシリーズの中では一番下のランクに位置するそうだ。

シャトー・メルシャンが「グリ・ド・グリ」を商品化する際、マセラシオン・カルボニックの特徴を表すために「グリド」という名称を使いたいと中央葡萄酒に相談があったのだそうだ。

         

ハイ・ベッグで着物を洗濯できる?

ドライクリーニングが家でも可能になる洗剤が世の中にはあるのだと、ずっと以前に友人から聞いていた。「ハイイ・ベッグ」という。

しかし、この洗剤、ドライクリーニング用の溶剤が配合されているとはいえ、洗濯液の大部分は水になる。水でダメなものはやっぱり駄目だろうと思っていた。

でもね、夏になると着物を自分で洗いたい衝動に駆られるのだ。それで、ハイ・ベッグが気になりだして、お試し版のハイ・ベッグゼロを購入し、実験してみた。
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洗ってみたのは、
ちりめん地の帯揚げ(177cm × 32cm)
撥水加工した紋紗の小紋(下の写真)の余り布(81cm × 36cm)
の2点。

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説明書に記載の割合でハイベッグを水に解いて洗濯液を調製後、試験布を10分間、液に浸漬。撥水加工した布は浮き上がってしまうので、帯揚げを余り布の上に重ねて、全体が洗濯水に完全に浸かるようにした。

10分後、選択液を流し、試験布は手で押して水を切る程度に脱水し、水の中をくくらせる程度に1回濯ぐ。

その後、手押しで脱水。広げて乾燥。

結果、帯揚げは長さが177cmから172cmに減少。縮率 2.8%。紋紗の余り布は81cmが80cmに減少し、縮率1.25%。幅はいずれも変わらず。

ちりめんは縮みやすい生地。彦根由美さんの「正絹を自分で洗う本」によれば、現代のちりめんでも5%~7%(幅でも2%)縮むということだが、今回試したものは、それほどでもない。それでも、縮率2.8%ということは、私の着物の場合、身丈がおおよそ 5 cm、袖丈 1.5cm弱縮む計算になる。

紋紗のほうは、着物だと身丈 2cm、袖丈 6mm程度。

やっぱり、ちりめん地はやめた方がよさそう。紋紗は、ガード加工しているので、水を吸いにくいので縮率が低かったかもしれない。居敷当てがついていると縮み具合に差が出そうだ。

以上、第1回実験結果報告おわり。

         

甲州を楽しむ

 甲州といってもワイン用ブドウの甲州種のこと。
2010年に日本固有のぶどうとしてははじめてOIV(国際ぶどう・ぶどう酒機構)に、醸造用ブドウとして品種登録されたのだそうだ。

このワイン、十数年前に飲んだ時、ブドウの匂い(フォクシーフレーバー?)が鼻について全然おいしいと思えなかったので、それ以降まったく飲んでいなかったのだが、最近、世界的にも人気が高いらしいので、調べてみた。

甲州種のワインは主に次の4タイプがあるらしい。
・シュール・リー
・樽発酵
・果皮と一緒に仕込むタイプ
・早く収穫する事で柑橘系の香りを強く出したタイプ

シュール・リーは Sur Lie (滓の上)のこと。発酵終了後も滓を取り除かずにそのまま発酵容器の底に残して、ワインと一緒に数ヵ月保存する方法とのこと。複雑実、旨味を引き出すというメリットに加えて、瓶詰するまでワインの移動が無いので、新鮮さを保つことができるとのこと。代表的なのがミュスカデ。

で、飲んでみたのがこの2つ。
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シャンモリワイン 甲州シュール・リー 2016
シャトー・メルシャン 山梨甲州 2016

シャンモリワインのほうは、さわやかな酸味とミネラル感たっぷり。甲州の苦みと渋みが効いていた(効きすぎかも)。
シャトー・メルシャンは、フォクシーフレーバーが若干気になるが、さわやか。でも、飲んでいるうちに飽きる。 

果皮と一緒に仕込むタイプは、ボージョレー・ヌーボーのマセラシオン・カルボニック(MC)という方法が有名だが、甲州種もこの方法かどうかは不明。MCは、これはブドウを皮ごと容器に詰めて嫌気性で発酵させる方法。
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「シャトーメルシャン甲州グリ・ド・グリ」や「グレイス グリド甲州」も皮ごと仕込む製法だけれど、シャトーメルシャンの発想は、ブドウの個性をそのまま引き出すために丸ごと仕込むらしいので、ブドウの自重で潰すのではなく、外圧がかかっているかもしれない。

で、飲んでみたのはこの2つ。

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ルミエール プレステージ 甲州オランジェ

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シャトー・メルシャン 甲州グリ・ド・グリ 2015

ルミエールのオランジェはMC発酵してたる熟成していると書かれていた。果物の香りがやわらかく、樽で深みが増している感じ。

グリ・ド・グリはオランジェよりピンクがかったオレンジ色がきれい。バラ(?)のかすかな香りがする。甲州特有のえぐみが抑えられてまろやかな感じ。とてもおいしい。

日本のワインは、気候的なハンディをカバーする醸造技術の進歩が素晴らしい。頑張れ~!

さて次は、早く収穫する事で柑橘系の香りを強く出したタイプとして、「シャトー・メルシャン 甲州きいろ香」を飲んでみる予定。

         

7月のお出かけ(?)着物まとめ

今年の夏はとにかく暑い。まだまだ続くそうで、うんざり。
きものも汗にまみれてかわいそう。なので、麻と綿紅梅をヘビーローテーション中。そんな7月のまとめである。

● 7月9日(月) 故郷の同窓生と、銀座なすの屋さんでお食事(いや、飲み会)。

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リサイクルで購入した麻(たぶん)のきもの。去年身幅出しに挑戦したもの。
柴山千代子さんの八寸名古屋( 銀座結び)
絽(クリーム色)の帯揚げ
冠組の帯締め(夏用は好きじゃないので)

●7月13日(金) お着物仲間とル・レモア@新丸ビルでランチ会。

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この直後に裄直しを決断した小千谷縮
能登上布の八寸名古屋帯(銀座結び)
紗(薄い黄色と白)の帯揚げ
茶色の夏用帯締め

●7月17日(火) 昼間から某所でワイン5種飲み比べ会

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7月9日と同じ麻の着物
すくい織(たぶん)の八寸名古屋帯(銀座結び)
絽(臙脂)の帯揚げ
紺色の夏用帯締め

7月20日(金)  既報

●7月21日(土) 踊りのお稽古

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有松絞りの浴衣(綿紅梅)を襟をつけて着物風に
すくい織(たぶん)の八寸名古屋帯(銀座結び)
絽(臙脂)の帯揚げ
紺色の夏用帯締め

●7月24日(火) 青山きもの学院文化講座

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小千谷縮
すくい織(たぶん)の八寸名古屋帯(銀座結び)
絽(黒とクレーと白)の帯揚げ
冠組(ブルーグレー)の帯締め

●7月27日(金) 着付けのゼミ

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小糸染芸さんの紋紗(猛暑が少し和らいだのでこの夏初めての正絹)
京紅型(栗山吉三郎)の麻の名古屋帯
絽(ブルーの笹の文様)帯揚げ
臙脂系夏用帯締め

以上。

背中に帯枕が載ると暑いので、帯も銀座結びに合うようなのを選んでしまうので、きものも帯も着回し感満載の7月だった。

         

草履のかかとを交換してみた

お気に入りのパナマの草履のかかとのゴムがすり減ってきた。京王デパートの三栄さんで直してもらおうかと思いつつもなんとなく億劫。というわけで自分で修理してみた。

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かかとゴムと草履の底の間にマイナスドライバーを差し込んで、ゴムを剥がしたところ。

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新しいのに交換したところ。きれいだね。
このかかとゴム、厚めの仕様の上に、通常の3倍の強度がある特殊合成ゴム製だそうだ。

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完成😃

面白くなってしまったので、ついでにもう一足もやってしまったのだった。

         


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miemama

Author:miemama
お着物好きの悩み多き特許翻訳者

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