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気ままに

酒と仕事と着物ときものと
Top Page › Archive - 2018年11月

香を聞く

11月27日は月に一度の文化講義。第5回は「香」。香道では香は「嗅ぐ」のではなく「聞く」。「嗅ぐ」という言葉から意識される動物的・生物的な感覚をきらい、また、しっかり心を傾けて香に集中するという意味で「聞く」というのだそうだ。香には六国と呼ばれる伽羅(きゃら)・羅国(らこく)・真南蛮(まなばん)・真那賀(まなか)・寸門陀羅(すもんだら)・佐曽羅(さそら)6つの大別される。これは香木の種類によって分...

新作能 沖宮

11月18日、国立能楽堂で、今年2月に亡くなった石牟礼道子原作の新作能「沖宮」を鑑賞した。 石牟礼道子と、石牟礼と長く親交のあった紬織の人間国宝志村ふくみとが、次世代に残したい最後のメッセージとして制作したという。志村は衣装を監修した。2部構成で、第1部は、原作の朗読。女優の竹下景子が読み、ギタリスト村治佳織の演奏が伴う。第2部で能。シテは金剛龍謹(たつのり)。島原の乱の後、干ばつに苦しむ村のために...

山梨のブランド肉と熟成古酒の競演

「山梨のブランド肉と熟成古酒の競演」というイベントが、日本橋のY-wineというレストランであったので行ってみた。熟成古酒といっても日本のワインにそんな古いのはないのだが。 この6種類のワインに合わせたお料理が6皿。ちょっとコスパの高いイベントだった。以下、ワインとお料理をもう少し詳しく。 最初のワインは、蒼龍 リザーブ甲州 2008(蒼龍葡萄酒)。ブドウを冷凍濃縮して糖度を上げる製法。オレンジ色のきれ...
* by トモコ
蒼龍は、今年の日本ワインコンクールで、マスカット・ベリーAの樽熟成が金賞獲りましたよ!
作り手は雨宮さんというすごく熱心なかたです。
「わいん」造ってたのは先代さんで、当代が本格的なワインを造ろうとしたときに大反対なさって、しばらく親子断絶だったらしいです。

お着物だけじゃなく、帯も帯締め(色がきれい)も素敵です。

* by miemama
トモコさん、お久しぶりです。
蒼龍、そうだったのね。どこも代替わりで苦労するのね。曽我さんとこもそうよね。

眠っていた大島を仕立てた

4年程前に、欲しくもないのに買ってしまった、当時の私としてはすっごく高いと思った泥染めの大島紬。欲しくもなかったので、反物だけ売ってしまおうと思ったのだが、「泥染めは人気がないので、安くしか買ってあげられない。でもいいものだから、もったいない。ご自分で仕立ててきた方がいい」と業者の方から諭されたこともあったっけ。そんなわけで、仕立てもせずにタンスの肥やしにしていたのだが、この夏、きものおたすけくら...

ブラックオリンピア

雲海酒造といえば焼酎のメーカーだとばかり思っていたらワインも作っていた。しかし、これはワインなのか?梅酒を水で薄めたような酒だった。綾ワイン ブラックオリンピア宮崎県綾町産ブラックオリンピア100%って……。食用のブドウで作ったのか?日本ワインといえば何でも売れると思っているのか?         ...
* by トモコ
綾ワイナリーは九州のワインラヴァーには評判よくないです。

宮崎ワインなら、都農か都城ですっ。

* by miemama
トモコさん、ほんとうにこれはひどかったです。

5年ぶりに映画を観た

今週、映画を2本観た。実に5年ぶり。ハ・ジョンウ主演の『ラブフィクション』以来だと思う。そんなわけで、映画館浦島太郎状態だった。新宿ピカデリーなんて立派なビルになってるし、チケットの買い方も違うし……。-----さて、一本目は水曜日に講師のお仕事が終わった後に『日日是好日』@新宿ピカデリー。そして今日、11月2日は『ウスケボーイズ』@新宿武蔵野館『日日是好日』は森下典子の『日日是好日「お茶」が教えてくれた15の...