もう、1週間以上も経ってしまったけれど、国立能楽堂の定例公演を鑑賞した。狂言は『文荷』、能は『千手』。『千手』は、一の谷の合戦で源氏に捕らえられ、死を待つばかりの清盛の四男、重衡と、重衡を慰めるために頼朝に遣わされた遊里の長の娘、千手との一夜のお話。出家の願いがかなわず意気消沈し、自らの罪業を悔やむ重衡が、千手の思いやりに次第に心を開いていく情感を表現した曲である。重衡の心の中を覗く心理劇のような...
以前このワインを飲んで日本にもこんなおいしいピノ・ノワールがあるんだ、と感激したことを思い出して、また買ってみた。一昨日は、夫が鉄男くん仲間とオンライン飲み会をするというので、ちょっともったいない気もしたけれど、開けて一緒に飲むことにした。紅茶(?)やスパイスの香りとタンニンが印象的。けれど、果実味は前に飲んだ時ほど感じられず、感動もなかった。ヴィンテージの違いなのか、料理のせいなのか、体調のせい...
昨年くらいから、「新年のがお挨拶は今年限りに~」という年賀状を何枚か受け取るようになった。高齢の親戚からのそういう賀状は、寂しさを感じつつも相手の年齢を思うと致し方なしと思うのだが、同業者や学生時代の友人からのものは、なんだ、私に書くのめんどくさいのか?と思ってしまったりして、少し気分を害する。自分の立場から考えると、あまり親しくもないのに何となく毎年送っている人には、そろそろ「今年限り~」にしよ...
東京は雪が降りだした。積もりそうだ。さて、正月5日の昨日は、国立劇場の初春歌舞伎公演を観てきた。夫の会社で、団体購入のチケット斡旋があったので夫に頼んだところ、なんとペアではなく私一人分のチケットが届いた。たまには夫婦で観劇なんてのこいいかも、と思っていたのだが、彼には全く興味のないことだったらしい。いつものようにおひとり様観劇であった。演目は『南総里見八犬伝』。歌舞伎では通し狂言として演じられる...
静かに家族で新年を迎えました。午後には氏神様に初詣。昨年の無事に感謝し、これからの一年の息災を祈念しました。さて、しばらくブログをお休みしていましたが、新しい年を迎えたのを機に気持ちを新たに再スタートしたいと思います。ほんと、すべてが再スタートの気分。がんばろ。 ...