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能『千手』を観る

もう、1週間以上も経ってしまったけれど、国立能楽堂の定例公演を鑑賞した。

狂言は『文荷』、能は『千手』。


『千手』は、一の谷の合戦で源氏に捕らえられ、死を待つばかりの清盛の四男、重衡と、重衡を慰めるために頼朝に遣わされた遊里の長の娘、千手との一夜のお話。


出家の願いがかなわず意気消沈し、自らの罪業を悔やむ重衡が、千手の思いやりに次第に心を開いていく情感を表現した曲である。重衡の心の中を覗く心理劇のような能だった。


世阿弥に代表される複式無限とは全く趣の違う現在能と呼ばれ種類の曲だ。

作者は金春禅竹。世阿弥の娘婿だそうだ。


場面が変わらない一条物で、前シテ、後シテというのがなく、通しで千手がシテ。でも、千手はワキのような役割にも思える。序の舞の後、重衡と千手が肩を触れ合ってすれ違う場面は、二人の契りを表しているのかもしれない。


謡と舞を中心に静かに進行する作品だった。


そして、この日の装い。

西陣宮田織物さんの縫取りお召しに

墨流しの袋帯

マスクが嫌に目立って残念 (;´д`)


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