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小鹿の郷

7月に鹿児島に行ったときに買ってきた芋焼酎。



藤都喜ヱ門の大島紬を見に都喜ヱ門美術館のある奄美の里(奄美大島になる奄美の郷ではなく、鹿児島市内にある)に行ったときに、そこの売店で、鹿児島でしか買えないし、おいしいから、と勧められたお酒だ。


教えてくれた人、「森伊蔵」の中身って、実はこの蔵元が造っているんだよ、って言っていたので、調べてみたら、焼酎中の間ではまことしやかに言われているという情報もあったけれど、どうも正しくないようだ。


でも、本当にうまい! コスパは最高だ。ロックがおすすめ。


余談だけれど、鹿児島でコロナに感染したようで、帰って来て3日後に発熱。発熱外来は予約が取れず、にしたんクリニックのPCR検査で陽性反応。そうこうしているうちに家族全員が発症。幸い、みな、リモート・オンライン勤務なので、じたばたせずにみなし陽性ということで、なかよく自主隔離生活を10日ほど過ごしたのだが、この間、だれも医師の診断を受けていないのだった。ひと月も前の話である。


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歌枕展@サントリー美術館

「歌枕 あなたの知らない心の情景」展を観てきた。



竜田川とか吉野とか、せいぜいそれくらいしか知らなかった歌枕


そんなのをテーマに美術館で展覧会って可能なのかしら? とも思いつつも、歌枕の情景は着物の文様にもなっているし、能にもしばしば登場するので、楽しみにしていた。なにの、会期末まであと数日となり、慌てて出かけてきた。


「ちはやぶる 神代もしらず 竜田川 からくれないに みづくくるとは」


竜田川といえば、川のほとりに赤く色づいたもみじの情景が浮かんでくる。そんな特定の土地のきまったイメージが結び付き、実際の風景を知らなくても、歌に託した思いを共有できる言語となったのが「歌枕」なのだそうだ。


でも、それだけではなくて、実際に風光明媚な土地だからというのではなく、言葉の響きや特徴から言葉遊び的に発展していった歌枕も多いそうだ。


「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」


小倉山は、京都の紅葉の名所だけれど、そのイメージに加えて、「をぐら」という名前から「小暗し」というイメージに繋がり、ほの暗い情景を読む歌枕になったという。言葉からの連想だ。その土地の事を読んでいるようで、実は裏の意味もあるのだ。


などと、展示されている作品を鑑賞するというより、添えられた解説を読むのが楽しかった。


娯楽の少ない時代の知識人たちの共通語だったのかもしれない歌枕は、絵画や工芸衣装としても表現されて、人々の生活を彩ってきた。


土門拳が「武蔵野」と名付けた5客の皿が心に残った。紺碧と茶色に上下二等分した地色に、白い円が描かれたシンプルで大胆な意匠の古伊万里。土門拳は、その模様から月とすすき野原を連想したのだそうだ。


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この日の装い



きものは夏牛首に刺繍の附下

帯は西陣まいづる山の夏用袋帯

陣羽織は、羽織に仕立てたのに生地の滑りが悪くて、着物の袖が飛び出してしまうとい残念な出来だったので、袖を取ってしまったといういわくつき。


超歌舞伎というものを鑑賞

踊りの師匠のご紹介で、「超歌舞伎2022」リミテッドバージョンを観てきた。


(超新橋演舞場!)


超歌舞伎というのは、古典歌舞伎と最新のテクノロジーを融合させた舞台で、歌舞伎の世界に初音ミクというデジタルアイドルが登場するお芝居だ。



本公演では中村獅童さん主演で行われるのだけれど、リミテッドバージョンは若手育成のために若い役者さんを起用。というわけで、澤村國矢さん初主演の初日を鑑賞。


新橋演舞場なのに客相がいつもと違う感じ。初音ミクファンもペンライトを何本も持って若いお客さんがたくさんいた。


獅童さんの口上で幕が開いた。


今でこそ伝統芸能というけれど、歌舞伎というのは、もともとは江戸時代の大衆娯楽で、当時、はやりそうなものは何でも取り入れていた、と獅童さん。

リミテッドバージョンは、若い人にチャンスを与えるためのこと。一般の家庭から歌舞伎の世界に入って苦労なさったご自身の経験からか、若い人を育てたいという思いが伝わってくきた。初主演を任された時のことを思い出したのか、少し涙ぐんでもいた。


演目は、『永久花誉功(とわのはほまれのいさおし)』。大化の改新のきっかけとなった蘇我入鹿討伐を題材にした作品なのだが、衣装が江戸時代なのは歌舞伎だからか。


最後のカーテンコールは大盛り上がり。このときだけカメラ撮影OKだったので、國矢さんの晴れ姿を撮らせてもらった。



相当に息を切らせていたようにお見受けしたけれど、お顔は充実感にあふれているようだった。


新橋演舞場の公演は9月3日まで。そのあと京都南座で9月8日~25日まであるそうだ。


最近、あまり載せていないけれど、この日の装い。


きものは、永治屋清左衛門  紋紗
帯は、博多織


味方玄の能楽ちょっといい話

先週、伝統文化交流協会主催の標記の講座に参加した。


毎月参加している氷川まり子さんの能楽講座は、舞台の背景中心のお話だけれど、今回のは、能楽師による詞章の解説を中心にしたもの。年に何回か開催されてていてれ、味方さんファンとしてはぜひとも聞いてみたいとは思っていたのだけれど、なかなかスケジュールが合わなかったところ、ようやく願いが叶ったというもの。


お題は、月の名曲『融』。


かつて左大臣源融の邸宅があった六条河原の院が、今ではその面影もなく寂しく荒れ果てている。名月の夜に、往時を懐かしんで現れた融の大臣の霊が、月明かりに誘われるようにみやびやかに舞うというお話。


味方さんは、ご自身が舞うときに思い描く情景と謡を交えてお話くださるので、私も同じ月を見ているような気持になり、その場の情景も自然に思い浮かぶ。


融の大臣の衣装の着付けも実演してくださった。味方さんはあちこちで着付けの実演をされている。私も拝見するのは実はこれが3回目。




たっぷり予習をしたので、10月の公演が楽しみである。


会場が清住公園内の大正記念館だったので、終わってから、公園内をお散歩して帰宅の途に就いた。



含有量=content ではない

物質の含有量を "content" と訳すことが多い。

例えば、含水量、金属量、アルコール分などは "water content"、

"metal content"、"alcohol content"。


でも、"the content of water of the composition" というのには非常な違和感を覚える。

最近、日本人の訳した特許文書には、この表現が非常に多い。


「前記組成物中の前記xx化合物の含有量」なんて文だと、大概

the content of the xx compound in the composition

て訳してある。


でも、この場合の content は「組成物のxx化合物含有量」であって、「xx化合物の含有量」ではない。実体のない不可算名詞だ。


the composition has xx composition content of ~ であって、

the xx compound has a content of ~ とはならない。


「前記組成物中の前記xx化合物の含有量」の場合は

the amount of the compound in/of the composition

とすべきだと思う。


ある成分同士の割合をいう場合は

amount の代わりに proportion でもいいかもしれない。


でも、最近は ”the content of the xx compound” のような表現が認知されているようだ。


参考: http://www.midorico.co.jp/tip/201610.html


“configured to” と 単なる”to”の違いって?

means + function 表現を避けるために configured to がよくつかわれるが、単なる to 不定詞とどこが違うのだろうか。


装置の構成要素による作用を記載する場合


① その作用を"to"で表現すると、例えば、電源オフ状態の構成要素は電源オン後にその作用を行うことができる。ただし、”to”は用途を表す表現と解釈されるかもしれない。この場合、to以下の特徴が重視されない可能性がある。


② その作用を"configured to"で表現すると、構成要素はその作用を行うための何らかのconfiguration があるものと解釈される? つまり、「~する(ように構成された)」状態(構造、組成)のモノとなり、機能的な限定とはならない……

かどうかは、to 以下がどう書かれているかだと思うのだけれど。


これは結構参考になります。http://ipmo.blog.fc2.com/blog-entry-32.html


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