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気ままに

酒と仕事と着物ときものと
Top Page › Archive - 2022年08月

小鹿の郷

7月に鹿児島に行ったときに買ってきた芋焼酎。藤都喜ヱ門の大島紬を見に都喜ヱ門美術館のある奄美の里(奄美大島になる奄美の郷ではなく、鹿児島市内にある)に行ったときに、そこの売店で、鹿児島でしか買えないし、おいしいから、と勧められたお酒だ。教えてくれた人、「森伊蔵」の中身って、実はこの蔵元が造っているんだよ、って言っていたので、調べてみたら、焼酎中の間ではまことしやかに言われているという情報もあったけ...

歌枕展@サントリー美術館

「歌枕 あなたの知らない心の情景」展を観てきた。竜田川とか吉野とか、せいぜいそれくらいしか知らなかった歌枕。そんなのをテーマに美術館で展覧会って可能なのかしら? とも思いつつも、歌枕の情景は着物の文様にもなっているし、能にもしばしば登場するので、楽しみにしていた。なにの、会期末まであと数日となり、慌てて出かけてきた。「ちはやぶる 神代もしらず 竜田川 からくれないに みづくくるとは」竜田川といえば、...

超歌舞伎というものを鑑賞

踊りの師匠のご紹介で、「超歌舞伎2022」リミテッドバージョンを観てきた。(超新橋演舞場!)超歌舞伎というのは、古典歌舞伎と最新のテクノロジーを融合させた舞台で、歌舞伎の世界に初音ミクというデジタルアイドルが登場するお芝居だ。本公演では中村獅童さん主演で行われるのだけれど、リミテッドバージョンは若手育成のために若い役者さんを起用。というわけで、澤村國矢さん初主演の初日を鑑賞。新橋演舞場なのに客相がいつ...

味方玄の能楽ちょっといい話

先週、伝統文化交流協会主催の標記の講座に参加した。毎月参加している氷川まり子さんの能楽講座は、舞台の背景中心のお話だけれど、今回のは、能楽師による詞章の解説を中心にしたもの。年に何回か開催されてていてれ、味方さんファンとしてはぜひとも聞いてみたいとは思っていたのだけれど、なかなかスケジュールが合わなかったところ、ようやく願いが叶ったというもの。お題は、月の名曲『融』。かつて左大臣源融の邸宅があった...

含有量=content ではない

物質の含有量を "content" と訳すことが多い。例えば、含水量、金属量、アルコール分などは "water content"、"metal content"、"alcohol content"。でも、"the content of water of the composition" というのには非常な違和感を覚える。最近、日本人の訳した特許文書には、この表現が非常に多い。「前記組成物中の前記xx化合物の含有量」なんて文だと、大概the content of the xx compound in the compositionて訳してある。でも...

“configured to” と 単なる”to”の違いって?

means + function 表現を避けるために configured to がよくつかわれるが、単なる to 不定詞とどこが違うのだろうか。装置の構成要素による作用を記載する場合① その作用を"to"で表現すると、例えば、電源オフ状態の構成要素は電源オン後にその作用を行うことができる。ただし、”to”は用途を表す表現と解釈されるかもしれない。この場合、to以下の特徴が重視されない可能性がある。② その作用を"configured to"で表現すると、構成...