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居敷当ての隠れた効果かも

9月も終わりますが、単衣の季節はこれから! と思っている私。


単衣の着物には、お尻部分の補強や透け防止のために居敷当てを着けることが多いのだけれど、透け感を楽しみたいときや、布が1枚増えるので暑かったり仕立て代がアップしたりするという理由で、たま~に付けないことがる。


そんな一枚がこれ。けちって付けなかった部類。

結城紬の単衣

この着物のことは以前に書いたことがある。

http://araremiemama.blog.fc2.com/blog-entry-406.html

http://araremiemama.blog.fc2.com/blog-entry-440.html


2回も書いているくらいだから、気に入ってたくさん着ているのだが難点が一つ。

着つけるときに、もたもたして着にくい。まるで木綿の着物を着るときのように滑りが悪い。


なんでかしらん、といつも思っていたのだけれど、ある日、もしかして居敷当て付けなかったからかもしれないと思い至る。ただでさえ滑りのよくない紬だもの。


「居敷当には着物の滑りをよくするという隠れた効果がある」、かもしれない。(検証してはいない。この着物に居敷当て付けて着やするかどうか、試してみないと断定はできない。)


けちって後悔の一枚である。


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in some embodiment をどう訳す?

最近の英文明細書は、preferably という表現を避けて、複数の実施形態を優劣をつけずに in some embodiments や may を使って、淡々と描写することが多い。

同様に、様々な実施形態のなかの一つを例示する際には、in an embodiment とすることが多い。


日本の明細書であれば「好ましくは、XはYである」となるであろうとことろを

”In some embodiments, X is Y” とか

”X may be Y" と記載しているし、

「例えば、XはYであってもよい」と書かれるであろうところは、

”in an embodiment, X is/may Y.” となっている。


私も、英訳する際、好ましくは~ と書かれていたら、このスタイルで書く。


ところが、このような英文明細書が訳された日本語の明細書では、「いくつかの実施形態では~」や、「一実施形態では~」と、原文の直訳になっている。


こういう場合、私なら「XはYであってもよい」とか、「XがYであるような実施形態が(も)可能である」とか訳したいし、”In a preferred embodiment、~”なら、「~であることが好ましい」でよくない? と思うのだが、和訳界隈ではあくまで直訳しないといけないのかしら? 


the novel features believed characteristic of the invention

”The novel features believed characteristic of the invention are

set forth in the appended claims.”


和訳はあまりやらないのだけれど、来週から始まる講義の準備をしていたら、こんな文に行き当たった。調べてみたら、特許にはよく出てくる表現のようだ。


文法的にはどう解釈すればいいのだろうか?

元の形は

“believe the novel features (to be) characteristic of the invention”

ということか?  でも訳が難しい。


「本発明の特徴と信じられる新規の特徴は~」

って、ヘンなので

“new feature” を「新機能」と訳すことあるので

「本発明の特徴となると考えられる新しい機能は~」

とかにしてみるとか。


明細書としてはあまり重要ではない文なのだけれど、悩んでしまう。


ラ・ブラチェスカ ブラマソーレ 2018

16637132280.jpeg

シラーと言えばスパイシーなイメージなのだけれど、いい意味それ裏切ってくれた。
濃厚な果実味でちょっと甘いのかと思っているところに黒こしょうやハーブのスパイス感が追いかけてくる。タンニンも心地良く残る。
私、これ、好きだわ。いつまでも飲んでいられる感じ。でも、アルコール15%と高いから要注意。

 

寄席というものを初体験

敬老の日の昨日、国立演芸場で寄席を初体験した。




寄席の前に、ホテルグランドアーク半蔵門にて落語のレクチャーとお食事。レクチャーの講師は、この日のトリを務める古今亭志ん輔師匠。


さりげなく芸を研くことの大切さを語っていたのではないかと思う。先日の能楽師味方玄さんのお話と繋がるところがあった。伝統芸能を継承する人たちに共通する思いなのだろう。


お食事はホテルの秋のお会席。なかなか美味でした。



志ん輔師匠の演目は「宿屋の富」。志ん朝ファンの夫がCDでよく聴いている噺だ。その噺を志ん朝のお弟子さんの芸で間近で観たかたちだ。


天才志ん朝の落語は声でしか知らないけれど、寄席という場で、目と耳と空気で感じられた弟子の芸は格別だと思った。


そして、この日の装い

縞大島紬に和田光正の金彩単衣に、松文様の染名古屋帯


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Author:miemama
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