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東寺へ

舞踊会の翌日は11時までホテルでのんびりしてから、東寺へ。



南大門で記念の自撮り。京都はどこも観光客であふれていたけれど、ここは静かだわ、と思ったけれど、中に入ってみれば、それ相応に観光客はおった。


秋の特別公開とのセット券を購入して、まずは講堂で立体曼荼羅。見学するのは3度目だけれど、今回は如来と観音の区別もつくし、曼荼羅の意味も分かっての見学。


真ん中にでんと構える大日如来が特別なのも、その姿で理解した。如来は、必要最小限の簡素な姿で装身具を一切身に付けないのが特徴だ。出家するときにすべてを捨てた釈迦の姿に由来しているということだが、大日如来だけはちがう。宝冠を被り、瓔珞を掛けている。密教世界の中心に存在する特別な仏様というわけだ。


五重塔


金堂では薬師如来。台座の十二神将も今回は見逃さなかった。


宝物館では、鎌倉時代も行われた東寺の大規模な修理の記録や、その時代に作られた弘法大師坐像、千手観音立像、国宝の兜跋毘沙門天立像などが展示されていた。


北大門を出て観智院へ。真言宗の勧学院である。中世の住宅様式と書院造のような様式とが混在している静かな空間である。宮本武蔵の筆とされる襖絵も。武蔵はしばらくここに隠れていたことがあるらしい。



仏様っていうのは何でも願いをかなえてくれるのから?って思いながら、ご本尊の五大虚空蔵菩薩に、もっとお仕事がいただけますようにと商売繁盛を祈願してきた。


そうして2時間くらいいろいろ回って、京都駅から帰途に就いた。楽しく充実した2泊3日であった。


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京都で踊ってきました

TOKYO日本舞踊LIFEの京都舞踊会が10月9日に開催され、私も京都で踊ってきた。


20221009003


場所は平安神宮すぐそばの岡崎庵という結婚式場。そこに能舞台のような真四角の舞台があり、そこをお借りしての舞踊会。


本物に触れるのは大切という師匠の考えで、着付、結髪から地方まですべて一流のプロをそろえてのお会だった。とはいえ、私はまだ生の演奏で踊るほどの技量もなく費用も掛かるので、音源はCD。


師匠が雨女なので、やっぱり雨の一日だったが大盛会。終盤にかけては満席で立ち見の方もたくさん。そのため大トリの師匠の舞をちゃんと見ることができず(´;ω;`)


日本舞踊を始めて4年。月2回のグループでのお稽古を細々と続けているが、こういう発表の場があるのは楽しいし、励みになる。次はもっと上手に、と欲も出てくる。


さて、次は12月。調布市の「和の出会い」というイベント。こちらは5人で松づくし。本当は今年の1月に行われるはずだったイベントで、お正月用におめでたい演目として師匠が用意してくださったのだが、コロナの影響で年末に踊ることに。


もうすっかり忘れてしまっている気がするのだが、体が少しは覚えているのだろうか?


DenBun 能「融」

もう1週間がたってしまうのだが、矢来能楽堂で味方玄さんの「融」を鑑賞した。

DenBun 能というのは、一般社団法人伝統文化交流強化が主催する能公演のこと。



今回はその第1回目。


小書きに「舞返」に蝋燭能の演出。蝋燭のともる特別な空間で、味方さんの舞ぞ存分に堪能でしたし、シテ方味方さんの謡と地謡と囃子の見事なハーモニーがまるで和製オペラのように能楽堂にいっぱい響き渡りとても素晴らしかった。


最近注目している川口晃平さんも仕舞で「山姥」を。力強い謡と舞に引き込まれた。


関連記事: 「味方玄の能楽ちょっといい話」


この日の装いも記録のために




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