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も一度 玉置浩二 シンフォニックコンサート

玉置浩二 シンフォニックコンサート 2023 "Navigatoria” @東京ガーデンシアターへ。

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このツアーは2回目。今回も3月の東京芸術劇場と同じに指揮は大友直人、オケは東京フィルハーモニー交響楽団。

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8000人が入った劇場が静寂に包まれて、彼の歌を待つ。第一声から美しい。前回にもまして、声の伸びもハリも絶好調。この人の歌声は本当に唯一無二だと思う。

何度もマイクを置いて歌う部分があったけど、4階のバルコニー席にも届いているのだろうか? クラシック専用の劇場じゃないので、声が拡散してたようにも思ったのだけれど、バルコニー席からも拍手が響いていたから届いているのね。すごい。

第2部のメドレー、悲しみにさようならで「 愛を世界中のために」というところを「愛を世界中の平和のために」と変えて歌うと、会場が拍手でつつまれた。普段、歌の途中で拍手したりすることはないのだけれど。今回のセットリスト、玉置さんのメッセージが込められているような、何度も心が震えた。

因みにセットリスト:
<第1部>
歓喜の歌
あこがれ
ロマン
GOLD
キラキラ ニコニコ
メドレー(MR.LONELY~ALL I DO~サーチライト)
あなたがどこかで
Friend

<第2部>
愛の戦友
行かないで 
メドレー(ワインレッドの心~じれったい~悲しみにさよなら)
JUNK LAND
夏の終りのハーモニー

<アンコール>
田園
メロディー

アンコールのあと、終演のアナウンスが始まってオケが捌け始まっているのに、またステージに戻ってきて、客席にエアハグ。「ありがと~~~」って。それが唯一のMC。

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「ありがとう」は私が言いたい。とにかに素晴らしいコンサートだった。

次は11月19日、「故郷BAND 〜田園〜」。東京国際フォーラムだ。

 

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theme : コンサート
genre : 音楽

tag : 玉置浩二

能楽『碇潜』のお話

「碇潜」と書いて 「いかりかづき」と読むそうだ。
かずき(潜き)って私のPCでは変換できないのだけれど、広辞苑には載っていた。「水中にもぐること。または、その人。」だそうだ。「淡海(おうみ)の海に潜せな」と古事記の例も。

「碇潜」は、「壇ノ浦の戦い」で海に沈んだ平家の武将のお話。祖母・二位尼(にいのあま)にいざなわれて、三種の神器とともに入水した幼い安徳天皇と運命を共にした総大将・平知盛の修羅の苦しみ描いた曲。

平家の菩提を弔うため壇ノ浦までやって来た平家の縁者だった僧が、浦の渡し船の船頭に法華経を読誦してやった代わりに、壇ノ浦の戦いの様子を語るよう所望する。すると、船頭は平教経の奮戦のさまを語って、自分こそ平家の武将の幽霊だと言って消える。僧が平家のために法華経を手向けていると、総大将・平知盛の幽霊が現れ、平家滅亡と自らの最期の様子を語って消えてゆく、というストーリーだ。

先週開催された歌舞伎座花篭講座 能役者が語る能の名品・第6回で 味方玄さんが語ったのがこの曲だった。 7月に味方さんが主催されるテアトル・ノウの演目でもある。

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このチラシのシーンは、平知盛が入水するときに、再び浮かび上がってくることのないよう、碇を担いで波の底に沈んでいったという言い伝えを表現したシーン。

あまり出ない曲だそうで、古い資料をあたって研究なさっているご様子。どんな工夫がなされるのか、7月の公演が楽しみである。

 

theme : 能楽
genre : 学問・文化・芸術

野ぶき

ご近所から野ぶきをいただいたので、ちょっと頑張ってみた。

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お出汁たっぷりで煮てみた。ちょっとあく抜きしすぎたかな? もう少し、苦みがあってもよかったかも。でもおいしかった。

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葉っぱはフキみそ風に。自分で言うのもなんですが、激うまでした。

 

theme : 和食
genre : グルメ

定石・定跡

先日、新聞を見ていたら、昨日の将棋名人戦の記事に「定跡」という文字を発見。「定石」じゃなく? と思いつつも、「定石」はもともと囲碁からきている言葉なので、将棋の世界では「定跡」とするのかもしれないと、調べてみた。

広辞苑の第6版では、「定石」を
①囲碁で、長年の研究によって、部分的に双方ともに最善とされる、きまった形の打ち方。〈運歩色葉集〉。「―通りに打つ」
②転じて、物事を処理する時のきまった仕方。「捜査の―」
と説明。
一方の「定跡」は、
将棋で、長年の研究によって、双方ともに最善とされる、きまった形の指し方
として、将棋で使う言葉としていた。

どの辞書も概ね同じ。

やっぱり、棋界としては「石」を使うわけにはいかない! ということだね。

 

theme : 雑記
genre : 学問・文化・芸術

5月第2週振り返り--きもの

自分の着物コーディネートを振り返る。

●火曜日 「味方玄の能楽ちょっといい話」へのスタイル。
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寺島利男の小紋と尾峨佐染繍の汕頭刺繍の名古屋帯
5月も中旬になればもう単衣だろと思っていたら、今週は意外に涼しかったのでまだ袷を着ている。
帯締めは道明の唐組、帯揚げ縹とグレーのちりめん
帯揚げを赤系に知ればよかったかな~。
帯のお太鼓がよれよれ。何で? そう見えるだけかしら?

●金曜日 着付け教室@青山きもの学院
月に1度の着付けのお稽古。振袖に華扇という結び方を練習。何年やっても人に着付けるのは苦手だ。
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奥順さんの結城縮(袷)に縮緬地に型染の名古屋帯。帯のお太鼓部分には螺鈿が施してあるのだけれど、ほとんど目立たないというのが残念。
半衿は黒のレース。
帯締めは、龍工房さんの冠組。帯揚げは、和小物さくらさん(たぶん)の黄緑と黄色と白の縞。
結構、好きなコーデ。
でも、着物に被りが出ている。裾の方は表被り、袖は裏被り。身幅も微妙に足りない(太った)。これは完全に仕立て直ししたほうがいい。洗い張りもしてもらって出直しだ。いまは苦しいので、そのうちに。

 


theme : 着物
genre : ファッション・ブランド

能楽『杜若』のお話

伝統文化交流協会が主催する「味方玄の能楽ちょっといい話」という会が時々ある。今回は「杜若」。季節的に選ばれたということもあるけれど、7月に味方さんが主催するテアトル・ノウでご自身が舞われる曲の紹介という意味もあるのだろ。テアトル・ノウのチケットをすでに先行予約している私としては、公演前にぜひお話を伺いたい。ということで会場の清澄庭園まで出かけた。

『杜若』は『伊勢物語』第九段の歌を題材にした曲だ。
  からころも(唐ころも)
  き(着)つつ馴れにし
  つま(妻)しあれば
  はるばる来ぬる
  たび(旅)をしぞ思う

能の作品には、無念に死んでいったものの恨みや葛藤など深刻なテーマを扱ったストーリー性の高いものが多いのだけれど、この「杜若」はただの舞踏と歌曲のような作品。ストーリーによって感動させるのではなく、歌や舞によって芸術性を発揮しなければならないというころだろうか。だから、十分に修練した熟練の役者でないと面白くない。

今回の「ちょっといい話」は、味方さんが舞う映像を観ながらクセ舞の部分を中心としたお話。いつものようにお衣装の実演も。

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参加者の質問で、例えば業平とか高子の妃とか杜若の精とか、誰の気持ちで舞うのか、という質問に、「何も考えずに舞います。見る方に感じてほしい」と味方さん。その答えに、質問なさった方は理解できないとおっしゃっていたけれど、何年も時を重ねて身に着けた芸の、その究極の舞の一挙手一投足に意味を超えた何かを感じてもらいたいということなのだ思う。

それで、ふと気づいた。日本舞踊を習っていると、師匠に、だれだれの気持ちで踊れ、とよく言われるのだけれど、それは初心者へのアドバイスなのだ。誰かの気持ちになって踊るのは、それは自己満足の踊り。つもりになっている誰かに見えるように踊るまでの域に到達するのも大変なのだけれど、それを超越して、無心に踊って観る者を感動させられるのが一流ってことなのだろう。

会場の清澄庭園は、晴天の涼やかな風に、杜若ではなく菖蒲の花が咲いていた。

 

theme : 能楽
genre : 学問・文化・芸術

シャトー・メルシャン 日本のあわ 岩出マスカット・ベリーA

もう祝ってやることもないとは思いつつ娘の誕生日にあわのワインを開けて乾杯。

シャトー・メルシャン 岩出マスカット・ベリーA トラディショナル・メソッド 2020
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赤ワインのスパークリングだ。シャトー・メルシャン初の試みとのこと。

イチゴの甘い香りと炭酸のさわやかさ、そして、タンニンを感じるよりもしょっぱさがくる。

以前、同じヴィンヤードでとれた甲州きいろ香を飲んだ時にも感じたしょっぱさだ。岩出の土地の特徴なのかしら? (そのときの記録はこちら→ http://araremiemama.blog.fc2.com/blog-entry-384.html

意外にもショートケーキを上手に引き立ててくれた。ご近所のラ・ヴィエイユ・フランスさんのショートケーキはいつもおいしいのだけれど、さらにおいしくいただけた。


 

theme : ワイン
genre : グルメ

「凝集」って?

「インク成分が凝集する」ってどういうことだろう?

ある成分の分子が集まって塊になることなのか、
成分が構成する粒子が集まって塊になることなのか、
単にインクが固まることなのか、
「凝集」の定義と特定の文章の中で意味していることが一致しない場合が多いようにも感じている。

書いてある内容から判断するに、インクの水分が蒸発して固まることを言っていると思うのだけれど、どういう訳語が適切なのかしら、ともう何年も、この言葉が出てくるたびに悩んでいる。

「凝集」の定義(意味)をあれこれ調べてみた。

  • 日本語大辞典
こり固まって集まること。散らばったり溶けたりしていたものが固まり集まること。

  • 広辞苑
①広がっていたもの、散らばっていたものが、1カ所に集まりこり固まること。凝聚。
②〔理〕(cohesion)原子や分子などが集まること。
③〔化〕(flocculation)コロイド粒子が集まって、より大きな粒子になること。

  • 日本大百科全書
凝集(flocculation)
化学では液体または気体中に分散しているコロイド微粒子などが、コロイド状態を保てないくらいの大きさに集合し沈殿することをいう。凝結ともいう。少量の解膠 (かいこう) 剤の添加、加熱、超音波そして電場などで人工的に凝集させることもできる。分子またはイオン状態の溶体から溶解度を急に減少させてコロイドを得る方法があり、これを分散法あるいは凝集法ともいう。
なお、一般には、細かく分散しているものが集合して、ある大きさになることを凝集といっている。たとえば、赤血球などが抗体の作用によりかたまりをつくる場合で、agglutinationの語が用いられている。

  • 世界大百科事典
凝集(flocculation)
気体または液体中において,その中に分散している小さな粒子や微粒子が集まって,より大きい粒子となったり,団塊を形成する現象。コロイド粒子にみられる凝固も同じ現象で,この場合は凝結という。

  • デジタル大辞泉
1 散らばったりしていたものが、一つに集まり固まること。「勢力を―させる」
2 原子・分子・イオンなどが、互いの間の引力によって集合する現象。
3 コロイド粒子が集まって、より大きな粒子になる現象。フロキュレーション。

  • デジタル化学事典
凝集(cohesion, aggregation)
    液体および固体において,多数の構成分子(原子,イオン)が密な集合状態をつくること.このとき,分子間に作用する分子間引力を総称して凝集力という.液体の凝集力は,その表面張力*,したがって固体表面でのぬれ*の現象と密接な関係がある.単位断面積の液柱を収縮させることなく,二つに引き離すときになされる仕事を凝集仕事という.

    • 旺文社 物理事典、旺文社 化学事典
    1. 原子,分子またはイオン間にはたらく引力によって集合する現象
       その間にはたらく力を凝集エネルギーという.
    2. コロイド粒子が集合して大きくなること
      電解質などの凝集剤をたらすと,この現象が起こる.

    「凝集」を和英/英和の辞書を引くと、また違った単語が並ぶ。

    cohesion
    これは、上にあげたいくつかの定義からすると、原子や分子が集まること
    この単語の意味は
      the act or state of keeping together (the Oxford Advanced American Dictionary)
    社会的な結束の意味でも使われるようだ。
      The lack of cohesion within the party lost them votes in the election.(党内の結束の欠如によって選挙で表を失った, Cambridge Dictionary)という例文があった。

    agglomerate
    名詞の場合   a mass or collection of things (the Oxford Advanced American Dictionary)
    画像検索すると石の塊ばかりがヒットする。集塊岩という火砕岩のことをagglomerate というらしい。
    8x3 25-7/32 Agglomerate Silicon Carbide
    これは Agglomerate Silicon Carbide というものを使ったベルト(https://kingsleynorth.com/8x3-25-7-32-agglomerate-silicon-carbide.html
    agglomerate のイメージは完全な固体かな?
    因みに動詞は
      to form into a mass or group; to collect things and form them into a mass or group

    aggregatge
    名詞:sand or broken stone that is used to make concrete or for building roads, etc. (the Oxford Advanced American Dictionary)
    画像検索でもほとんど「砂利」。
    動詞:to put together different items, amounts, etc. into a single group or total

    flocculate
    この言葉はあまり一般的ではないのかもしれない。一般的な英語の辞書には掲載していないものが多い。
    動詞: to form small, individual masses, as in a suspension (Collins)
    名詞: a flocculated mass (Collins)

    液体の中のもわもわっとした塊のイメージ?

    こんな説明も https://www.ms-scientific.com/atoz/atoz2 (ちょっと、一般的は説明ではないかも)
    このの説明では、強凝集体=aggregate、弱凝集体=agglomerate、軟粒子集合体=flocculate 
    だそうだ。

    clump
    名詞: a small group of things or people very close together, especially trees or plants; a bunch of something such as grass or hair
    動詞: to come together or be brought together to form a tight group

    clump-free のマスカラ って聞いたことある。ぼってとダマにならないマスカラのこと。
    ああいうのも clump か。

    木の茂みのイメージと思ったら、こんなサイトも。 http://ewalk2.blog117.fc2.com/blog-entry-353.html
    -----


    インク成分の凝集
    消去法でいくと、cohesion とflocculate は違う気がする。

    aggregation of ink components  というと、インクの成分が集まっていって塊になるイメージ
    ink clumping というと、インクが固まるイメージ
    水分が蒸発してインクが固まるなら ink clumping か?

     

    theme : 英語
    genre : 学問・文化・芸術

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