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夏の汗染み対策は難題

梅雨入りしてから暫く涼しい日が続いていた東京だが、ここ数日、暑い!

暑い日に着物を着るのは別に苦にならないのだけれど、汗が心配。汗がついたまま放っておくと、変色してシミになる。だから、下着には汗取り襦袢を愛用している。木綿の肌襦袢の内側に汗取り用のメッシュ布が重なっている。その分、少々厚みがある。しっかり汗を吸ってくれるし、着心地もいい。

愛用の汗取り襦袢はこちら。

でも、も少し薄手でしっかり汗を吸ってくれる肌襦袢はないのだろうか、といつも物色している。このブログでも何度か記事にしている。


最近、ふと、これは絶対無理そうと思い試していなかった東レのフィールドセンサーという機能性生地を使った肌襦袢のことを思い出した。

スクリーンショット 2023-06-30 105032

「汗を素早く吸収し、蒸散させるので、常にサラッと、爽やか」という謳い文句。スポーツウェアーにはよく使われている。試してもいないのに、拒絶することはないと、6月に入ってから何度か着用している。

そして、東京33.8度だったという昨日、長襦袢の下にこの肌襦袢を着て、六本木ヒルズあたりをお日様の一番高い時間帯に歩いてきた。そして帰宅後、着物を脱ぐとこれ ↓

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背中に見事な汗がしっかり。フィールドセンサー、だめじゃん。

というわけで、今回も、汗取り襦袢より優れる商品は見つからずであった。

さて、着物についてしまった汗をどうするか。
私は、プロ用霧吹きで細かい霧を吹きかけて、タオルで拭き取る処置をする。一般的には霧吹きは御法度ということになっているけれど、ガード加工してある生地に水垂れしない細かい霧の出る霧吹きを使うなら問題ないと思う。これで失敗したことはない。

霧吹きすると、汗の部分がくっきり浮き出てくる。こんな感じ↓

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汗が浮き出た水分をタオルで吸い取って、ハンガーに吊して放置して乾燥。

ちなみに、夏に活躍する愛用の霧吹きは油圧式オートマチックスプレー。

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theme : 着物
genre : ファッション・ブランド

「摺動」--特許の世界では「しゅうどう」

昨年末に買ったばかりのPCが入院した。3月に突然、頻繁にフリーズするようになったため、Windows の回復をして治ったと思っていたのだけれど、また3か月後の最近になって、同じ現象が頻発。今度は、ハードウェアの診断中にフリーズしてしまったため、入院が決定したのだった。

こんなときのために、バックアップのPCを用意している。PC壊れたので納期遅れ、なんて理由にならないので。でも、古いほうはストレージがハードディスクなので、遅い。それが少しばかりストレスになっている。

という近況はおいておいて、今日のテーマは「摺動」です。

特許の世界で仕事をしているとよく出てくる言葉なのだが、読み方が特殊。「しゅうどう」。
なんでだ?って、それは、使いだした人たちが「摺」の字を、その旁「習」から「しゅう」って誤読したからだと思う。

そんなわけで、IMEの辞書には
「しゅうどう」=「摺動」と
「しょうどう」=「摺動」と
両方登録してあるのだが、ときどき、本当の読み方がわからなくなったりする。

「摺動」などという言葉は特許でしか使わないので「しゅう」でもいいけれど、みなさん、「摺」は「しょう」だよ。ほんとうは。

 

theme : 漢字
genre : 学問・文化・芸術

びわがたくさん

我が家のびわの木にたくさん実がなった。こんなに実がつくのは数年ぶり。

20230528_180502~5

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これ以上熟すとカラスにみんな食べられちゃうので、まだちょっと早いと思いつつも収穫。お店で買うのと違って甘味は薄いけれど、酸味が心地よく口中に広がる素朴~なお味。部屋に置いておくと、もう少し色づいておいしそうに見えるのだけれど、味はボケる。話のタネにお近所にもおすそ分け。喜んでいただけたかどうかは微妙だ。

 

5月のきものコーデまとめ

Polish_20230603_210236793.jpg

左上から右へ順に
① 踊りのお稽古
きものは友人のお母さまの遺品、帯は菱屋善兵衛さんの半幅帯

①と②の間に 「5月第2週振り返り‐‐きもの」で書いたのが2つ。

きものは永治屋清左衛門の唐衣、帯も永治屋清左衛門の真綿袋帯

③ 調布伝統文化交流会で踊る演目の全体稽古
きものは黄八丈の単衣、帯は米沢の紬の半幅帯

④ 龍工房さんを講師に組紐体験でミサンガ作り
きものは本藍のろうけつ染め単衣、帯は尾峨佐染繍さんの相良刺繍の名古屋帯

⑤  味方玄さんお「能役者が語る能の名品」を受講
きものは越後印伝を施した単衣、帯は型染の名古屋帯

きものは尾峨佐染繍さんの、野蚕紬にインドネシアのバティックで染めた訪問着、帯も尾峨佐染繍さんのワヤンクリ柄の刺繍袋帯

⑦ お仕事で翻訳学校の講師
きものは西陣宮田織物さんの単衣、帯は渡文さんのすくい織八寸名古屋帯

⑧ 調布伝統文化交流会 リハーサル
きものは本藍染の単衣、帯は十日町友禅の染帯

きものは 和田光正さんの絵羽小紋、帯はスコープココさんのダリア柄の袋帯

5月は後半に突然仕事が重なってちょっと疲れたけれど、充実していたかな?  きものの日は全部で11日だった。

 

tag : 尾峨佐染繍永治屋清左衛門藍染スコープココ

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