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ちょっと京都まで(3) ~展示会編~

京都ツアーのメインイベントは、みやこめっせで行われていた展示会。
毎回、様々なテーマで普段見られない珍しいきものや帯が展示されているコーナーや、いろいろな工房の先生方や作家さんに会うのは楽しいのだが、それが辛いという側面もある。

今回のテーマは、布の素材。古くは紙や樹木など、絹以外の繊維も工夫して着物にしてきたというお話と、それに関連する日本各地の伝統工芸品。

会場に入ってすぐのところには、ムガシルクやタッサーシルクを使った豪華な友禅や刺繍の着物が並んでいたが、糸そのものが美しいムガやタッサーの糸を薄紫に染めたり、野蚕糸とは思えないほどたくさんの詩集を施したものは、なんだか糸に失礼な気がした。美しい糸の特徴が生きるようなものにすればいいものを……。

そして琉球紅型。城間栄順さんの見事な訪問着(でも、あちこちで見かける)や、紅型の帯たち。榀布の藍型の帯(真ん中)が素敵。

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宜保さんという職人さんが紅型の型紙を彫っていた。

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彫るとき下に置く台は、なんと沖縄のお豆腐。硬さがちょうどよいのだそうだ。

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折角だから宜保さんの作品を当てさせてもらった。

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私、紅型の着物って好きじゃないのだけれど、このきものは紅型らしくないし、しかも色に深みがあっていいかもしれないと思ったのだが、やっぱり紅型は派手でないとつまらないのだなぁと思った。帯は素敵。

お隣は諸紙(もろがみ/もろし)。
大福帳織なんてのもあった。古い大福帳をもらい受けて、細く裂き、縒って糸状にたもので織る帯地。

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なかなか素朴な趣がある着尺に仕上がっていた。

↓これはぜんまいの綿毛を水鳥の羽毛を絹の真綿に絡めた糸で織った「ぜんまい綿帽子白鳥織」。

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昔は鶴2000羽分の産毛を木綿糸に絡めて使った贅沢な布だったそうだ。鶴の恩返しのような光景が実際にあったというわけだ。

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↑ 糸はこんな感じ。奥の紺色の着物は、柄部分(白っぽい部分)だけにこのぜんまい綿帽子糸を使用している。

天蚕、小千谷縮、芭蕉布、そして宮古上布と続く。宮古上布は、糸積みの工程を実演していた。


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織りあがった布を水洗いした後の「砧打ち」に使う砧。約4kgもあるそうだ。1反を仕上げるのに2万~2万5000回たたくのだとか。3~4時間かかるそうだ。

様々な人の手による長い工程を経て出来上がったのがこれ。

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見事な黒光りの宮古上布だったのだが、残念、写真じゃわからない。私も着物も黒っぽいのでますますわからない(;´д`)トホホ。これは非売品(たぶん)なので、記念に当てさせてもらっただけ。

こんな風に楽しい見学コーナーの先には販売用の展示がずら~り。どんな風だったかはご想像にお任せします。

        

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