映画人の墓碑の会 全合葬者合同追悼会
4月29日(日)、昨年暮れに亡くなった知人の納骨が行われるというので、隅田山多聞寺を訪れた。間近にスカイツリーがそびえるが、静かな下町風景の中に佇む寺である。
茅葺の山門を入ると左手に本尊『毘沙門天』の案内碑がある。ご本尊が毘沙門天ということで、隅田川七福神めぐりの終点のお寺でもある。
山門は京保年間に一度焼失したが、その後すぐに再建され、関東大震災や戦争の災禍を免れて280年余り。墨田区最古の建造物だそうだ。
さて、知人の埋葬は、「映画人の墓碑の会」による合葬で行われる。「会」では毎年1回、それまでの1年間に亡くなった方を納骨・合葬して、墓碑銘にその名を刻むのだそうだ。
今年は知人を含めて13名の納骨・合葬が行われた。本堂には故人の親族や縁のある方々が大勢集まり、これ以上は入れないほどだった。思想・信条、宗教・宗派を問わないということだが、葬送は、多聞寺が真言宗智山派の流儀に則って行われる。
墓碑の題字は故新藤兼人監督のものとのこと。
裏には、この下に眠る故人の名が刻まれている。
山本薩夫や今井正、新藤兼人、乙羽信子などの名も。この「映画人の墓碑の会」、現在は俳優の堀内正美さんが名誉会長とのこと。
私の知人は「共同映画」という会社で映画の普及に努めた方だった。ご冥福を祈る。
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