山梨のブランド肉と熟成古酒の競演
▼「山梨のブランド肉と熟成古酒の競演」
というイベントが、日本橋のY-wineというレストランであったので行ってみた。熟成古酒といっても日本のワインにそんな古いのはないのだが。
この6種類のワインに合わせたお料理が6皿。ちょっとコスパの高いイベントだった。以下、ワインとお料理をもう少し詳しく。
最初のワインは、蒼龍 リザーブ甲州 2008(蒼龍葡萄酒)。
ブドウを冷凍濃縮して糖度を上げる製法。オレンジ色のきれいな色。甲州とは思えないしっかりとした複雑な味わい。あの「わいん」の蒼龍がこんなおいしいワインをつくっていたなんてびっくり。
蒼龍 リザーブ甲州に合わせたのは、山梨地鶏の蒸し焼きと野菜のトルティーヤ風生地包み。
2番目は、キスヴィン・アンド・エステート シャルドネ 2011(シャトー酒折)
チームキスビンという醸造用葡萄栽培を専門にしているところのシャルドネをシャトー酒折で醸造したワイン。白桃などのフルーツの香りが印象的。
これに合わせたお料理は、甲州富士桜ポークの煮込み ほうとう仕立て。
ポークがお箸です~っと切れるほど柔らかい。ソースはほうとうをイメージしたカボチャのソース。
3番目は、ソレイユ トピネルージュ 2010(旭洋酒)
甲斐ノワールを主体にメルロー、マスカット・ベリーAをブレンドしてオーク樽で熟成させたワイン。
これに合わせたのは、イノシシバラ肉のインブルティーニ。両脇の黒っぽいのは干しブドウ。イノシシのお肉が全然臭みがなくとってもおいしかった。
4番目は、シャルマン カベルネフラン 1995(江井ヶ嶋酒造)
1~2年タンクで貯蔵したあと、瓶詰めしてビンテージラベルを貼るそうだ。長期間の瓶熟成を意図したワインらしい。
お料理は、アニスの香りがあっぷりの、ビーフのワイン煮込み しくれ煮風。
5番目は、ドメーヌ ルバイヤート2010(丸藤葡萄酒)
この日一番高いワインだそうだ。プティヴェルドー40%、連龍メルロ40%、北畑カベルネ・ソーヴィニヨン20%のブレンド。ここは、山梨にはカベルネやメルローよりもプティヴェルドーのほうが適していると、プティヴェルドーに力を入れているそうだ。やわらかい感じの落ち着いた印象のワインだった。
そして、これに合わせたのはシカ肉のポルペッティーニ。ソースがスパイシー。お肉のしっかりした硬さがいい感じ。
そして最後にデザートとして、ヴィニョ・デ・マルス 1996 (本坊酒造)と、サツマイモのモンブラン ブルーチーズ添え。
お酒はブランデーが入ったデザートワイン。モンブランのほうは、ブルーチーズたっぷりのモンブランがたまらなくおいしくて、どこにでもあるような普通のデザートワインを引き立てている。お料理はどれもおいしかったけど、このモンブランがこの日一番。
なかなか手に入らない貴重なワインを美味しい料理とともにたくさん堪能した楽しい会だった。
最後に、この日のコーディネート。
最近仕立てた大島。ちょっとマイブームになりそうな予感。
帯は、紬地の染め。お太鼓に螺鈿。
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蒼龍、そうだったのね。どこも代替わりで苦労するのね。曽我さんとこもそうよね。
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