店じまい
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30年来の、いきつけのお寿司屋さんがあった。
緊急事態宣言以降お店を休んでいたので、再開したら真っ先に行こうと思っていたのだが。
それが昨日、突然、閉店したとの連絡をくれた。そして、おかみさんが、いつもの卵焼きとお酒をもって挨拶に来てくれた。
本当は、緊急事態宣言が明けたら、5月の1か月は営業して、店を閉めようと思っていたのだけれど、緊急事態宣言が延長になってしまったため、常連さんにも知らせることなく閉店することになってしまったとのこと。
大将も70を過ぎて、そろそろ引退を考えていたところへのコロナ禍で決心したようだ。
カウンターに座れば、何も言わずともその時々の季節のお料理が出てきて、大将のダジャレを聞きつつお酒を飲んで、最後に握りをいくつか戴く、というのが楽しみだった。
このブログでも何度か書いたことがある。
下の2枚は去年の夏に行ったときのもの。
最近は回転寿司が主流だから、そんなスタイルのお店をこれから探すのはなかなか難しいだろうから、とても残念だ。
去年の4月にも1件、なじみの居酒屋が閉店してしまい、だんだん、落ち着いて飲めるお店がなくなっていく。居酒屋もチェーン店ばかりになって、全然おもしろくない。寂しい限りだ。
ところで、おかみさんが持ってきて下さったお酒はこれ。
吟醸の酔鯨。夫とお店の思い出を語らいながら3合近く飲んでしまった。
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