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もうすぐ桜が開花

気づけばもう3月も半ば。

今年は2月が寒かったせいか、今頃、梅が見ごろ。そして、東京は今週末にはもう桜が開花するらしい。梅も桜も同時に見られるなんて珍しい。


そんな春の香りが漂うなか、先日、花見の起源についての話を伺う機会があった。


起源には諸説あるけれど、もっとも日本の庶民の信仰に基づく説が、豊作起源のお祭りから生まれたというもの。


古代の日本人は、自然現象の中に神秘を感じとり、自然の中のあちらこちらに「カミ」が存在すると信じていた。「カミ」とは実態のあるものではなく、感じるものということだ。


そんな日本人にとって春とは、冬に山に帰っていた神が里に降りてくる季節なのだという。神々が山に籠り、万物がひっそりと生命の再生を待つ期間を冬とよんだ。新たな生命が「殖ゆる(フユる)」期間ということだ。


そして、山に帰っていた神が、田の神さまになり、「御田植えの神」になるため里に降りてくる。その途中で桜の木に宿り、花を咲かせる。桜が咲くとは、神が山から降りてきた証なのだという。


桜の開花は、農耕の開始の合図でもある。


花を囲みお供えをして、降りてきた神をもてなし1年の豊作を祈る。お供えをしただけでは物足りなくて、少しでも神様に喜んでいただくために、歌を歌い、踊り、神楽を催した。酒を飲み、酔うことは、神と交信することだそうだ。


コロナ禍の影響で、花見の自粛が叫ばれたこのこの2年.今年はどうなることやら。


桜の花を美しいと思うことは、花をもてなすことになる。それは花に宿るカミをもてなすことになる。花見の意味ってそういうことなのだろう。


田の神だけでなく、いろいろな神様が宿ってくれて、たくさんもてなしたら、少しは平和な世の中になるのだろうか?


桜の染帯で。



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