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今月の能は『当麻』

雨の降る寒い夜に国立能楽堂へ。


チラシ_国立能楽堂_2022年3月_表


今月鑑賞する能は「当麻」。當麻寺の曼陀羅に纏わる中将姫伝説をもとに作られた作品。舞台となっている日は釈迦の命日の旧暦2月15日。ちょうど今頃だ。


前場の最後に老尼と連れの女性が去っていく姿は、二上の峯を登って昇天する阿弥陀如来と菩薩なのだそうだ。根底にあるのは阿弥陀信仰。西方極楽浄土の考え方がわかるとより一層面白いのかもしれない。


この日は満席。シテが観世清和さんだったからだろうか。私にはまだ、役者の良し悪しはわからないのだけど、増面を着けた中将姫の気品の高い舞いは、観世流宗家だからこそ表現できたのだろうか。


この日の装い

和田光正の絵羽小紋に、小袖屋泰庵オリジナル永治屋清左衛門の高野槙紋袋帯。帯締めに道明の唐組を選んだのだけれど、失敗だったみたい。


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