結城紬をお洗濯
5月のある日、国立能楽堂で能「須磨源氏」を観た帰りのこと。
そのまま真っ直ぐ帰ればいいものを、ちょこっと美味しいお酒を飲みたくなって立ち寄ったいつものBar Wonderwallで、ストレートの梅酒を着物の右半分にたっぷりあびてしまうとい目にあってしまったのだ。自損事故である。
濃いお酒にはガード加工は効かないみたいで、しっかり染み込んだ。
直ぐにお手入れ!と思ったのだが、丸洗いでは落ちない汚れだし、範囲も広いし、少しベタベタ感もあり、ということで、帰宅してすぐに洗濯を実行。ついでに帯も洗ってしまった。
上の写真は、洗った後、半乾状態でアイロンをかけたあとの状態。
洗剤は、ハイベック プレミアムドライ。
どんなものかはこちらをご覧ください ⇒ https://www.rakuten.co.jp/hibec/
それから約10日。踊りのお稽古に出かけるため着用して、無事によみがえったことを確認。身丈は予想通り3cmほど縮んでいた。身幅や袖幅は全く寸法に変化はなかったので着るのには全く問題ない。
単衣の着物は自分で洗濯することもあるけれど、結城紬を洗うのにはやはり勇気と決断が必要だったので、ほっと胸をなでおろした。
因みに、つい最近気づいたのだが、梅酒を浴びた日に履いていた草履の右足の鼻緒が変色していた。梅酒の酸の影響だろうか? 梅酢、恐ろしや~。着物もすぐに洗っていなかったら、変色していたかもしれないと思うと、洗ってよかったとも思う。
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