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正式会社名って?

例えば組成物の発明の明細書には実施例として具体的な例が記載されている。市販の薬品や材料などを使用する場合、製造業者の名前が、例えば、Irgacure 819((BASF社製)などと併記されている。


この会社名については、翻訳者が調べて正式な会社名を書くことと指示されることが多いのだけれど、最近はグローバル企業が多くて、国ごとに社名が違っていたり、ホールディングスの形態をとっていると中で細かくいくつもの会社を持っていたりして、正式の名称なんてわからないことが多くなっている。


そもそも、〇〇社製と書かれていても、どこの国で作っているのかもわからない。もとは日本の企業でも海外に子会社を作って、そこで作っていることだって多い。


例示したBASFは、ドイツに本社を置く総合化学会社で、日本には「BASFジャパン株式会社」という会社があるけれど、Irgacure 819 という製品は、BASFグループのどこのなんという会社が作っているのかわからない。


だいたい、ブランド名のBASFと記載するだけで十分だろうと思っているのだが、訳文を納品する際のチェック表に、「会社名は正式名称か?」なんて項目があったりすると、みなさん、どうしているんだろう? と思ってしまう。


会社名よりブランド名だろ?


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