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第10回「全音楽界による音楽会」へ

「全音楽界による音楽会」という3.11チャリティーコンサートというのに行ってきた。08_311_2023_A4


このコンサートは、2011年3月11日の東日本大震災で孤児となった子供たちを成人するまで援助しようという趣旨で毎年3月11日に行われている。発起人はコシノジュンコ、三枝成彰、堤剛、林真理子、矢内廣、湯川れい子など。会場となっているサントリーホールや、チケットを取り扱うチケットぴあも協力しているとのこと。



チケットは無料なのだけれど、入場時に1万円以上の寄付が必要で、コンサート終了後に寄付の総額が発表される。今回は1900万円以上の寄付が集まった。


さて、このコンサート、実はそんなに期待していなかったのだけれど、すっくごくよかった。クラッシックから演歌、市民合唱団まで様々なジャンルからボランティアで参加したアーティストの方々のパフォーマンスが素晴らしすぎて、かなりな感動。


中でも印象に残っているのは、cobaさんの演奏と坂本冬美の大阪で生まれた女。


cobaさんはオーケストラとともにアコーディオンでご自身の曲、Agua monegros を演奏。アコーディオンのイメージがすっかり変わってしまった。様々な音が何重にも重なって、それがオーケストラと溶け合って、激しくもあり美しくもあった。


坂本冬美は、オーケストラがカノンを演奏する中で、BOROの「大阪で生まれた女」を熱唱。全く違う曲同士がハーモニーとなる相乗効果を生んでいた。聞き惚れてしまった。やっぱ、歌うまいんだわ。


そんなわけで、来年の3月11日も絶対、このコンサートには行こうと決めたのだった。


この日の装いは、何年かぶりで袖を通した中村勇二郎の訪問着とスコープココの袋帯。

草履を着物と合わせて、尾峨佐染繡の汕頭の鼻緒。


 


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