成分表示の「内掛け」と「外掛け」
▼特定の分野では、組成物の含有量をいう際に「内掛け」とか「外掛け」とかいう言葉を使うらしい。
利益の計算ではよく使うらしいが、含有量の「内掛け」とか「外掛け」ってどういうこと?
ということで、調べてみた。
「内掛け」とは、組成物全体(計算に含めない成分の除いた全体)を100質量%としたときに、100質量%中のそれぞれの成分割合
例えば、「耐火軽量骨材を内掛けで90質量%含む」とあれば、耐火軽量骨材の含有量を含めた粉体組成物全体を100質量%として、この100質量%中に耐火軽量骨材を90質量%含むことをいうこと。
「外掛け」とは、組成物全体(計算に含めない成分の除いた全体)を100質量%としたときに、この100質量%に含まれていない成分の割合
例えば、「起泡剤を外掛けで0.02質量%含む」とあれば、起泡剤の含有量を含まない組成物全体を100質量%として、起泡剤を付加的に0.02質量%含むということ。
では、内掛け、外掛けって英語でなんという?
これって業界の方言みたいなものなので、きまった訳語はないと思うので、
containing 0.02% by mass of a foaming agent relative to the total mass of the composition, not including the foaming agent
などとするしかないような……。
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